「源流で釣りをしたいんだけど、どんな装備が必要なの?」
「源流へ釣りに行ってみたいけど、装備を揃えるのが難しそうでハードルが高そうだな…」
こういったお悩みを解決します。
この記事でわかること
- 源流とは
- 源流釣りで出逢える天然物の魚たち
- 源流釣りの装備で大切になる3つの視点
- 源流釣りで最低限必要な装備
- 源流釣りで得られるもの
記事の信頼性
この記事の筆者は、テンカラ釣り歴25年。地元の漁業組合に所属しています。イワナやアマゴ(ヤマメの親戚)を、年間で約200~300匹ほど釣っているので、記事の信頼性の担保になると思います。
ub-craft
筆者のプロフィール
- ub-craft
- テンカラ歴25年
- 所属:地元の漁業組合所属
- 住まい:長野県のド田舎で古民家暮らし
源流で出逢ったベッピンなアマゴ(ヤマメの親戚)
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源流へ釣りに行ってみたいけど、どんな道具を持っていけばいいのかわからない。
源流釣りって装備が難しそうで、一歩踏み出せない。
そう考えてはいませんか?
源流釣りは山奥へ足を進めていきます。
そのため、それなりの装備を揃える必要があるんですね。
この『それなりの装備』が源流釣りに対するハードルを上げているのかもしれません。
今回紹介する3つの視点で考えれば、源流釣りに必要な道具や装備がわかりますよ。
源流では放流量も少なく『天然モノ』のイワナやヤマメと出逢える可能性も上がります。
そして、源流には釣り人が多く入っていないため魚たちへのプレッシャーが少ないんですね。
のんびり暮らしている魚たちの反応は抜群。
本当によく釣れますよ。
さぁ必要な装備を揃えて、源流へ釣りに出掛けましょう!
源流とは
(源流域:ub-craft)
「そもそも源流って実際どんな川なの?」
源流という言葉は聞いたことがあっても、はっきりわからないという方もいるかと思います。
「そのあたりのことは、わかっているよ」
という方は【源流釣りの装備で大切になる3つの視点】まで読み飛ばして頂いてOKです。
源流とは『ある川のもととになる水の流れ』と言われています。
もう少し視野を広げると、川は大きく3つの領域に分けることができます。
川の3つの領域
【上流】 源流域 → 渓流域 → 本流域 【下流】
源流釣りで出逢える天然物の魚たち
源流釣りでは、美しい天然の魚たちに出逢える可能性が高いです。
それは、放流として物理的に成魚(大人の魚)を山奥に持ち込むのは困難だからなんですね。
つまり源流で釣れた魚のほとんどが天然物である場合が多いといえます。
もちろん放流がないわけではありませんが、源流域へは卵で放流をしており、その場で生まれた個体なので貴重な存在といえますよね。
次に、源流で出逢うことができる魚たちを紹介していきますね。
源流釣りで出逢える魚 ①イワナ
(天然物のイワナ:ub-craft)
the渓流魚といっても過言でない『イワナ』。
大きいものは40cmを超える個体にもなります。
獰猛(どうもう)な食性のため、源流域では反応も良く、釣り人達を楽しませてくれますよ。
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源流釣りで出逢える魚 ②アマゴ(やまめ)
(天然物のアマゴ:ub-craft)
清流の女神とも称される『アマゴ(やまめ)』。
美しいその姿は、何度釣っても見惚れてしまうほど。
源流域ではイワナの方が多く生息していますが、アマゴ(やまめ)とも出逢うことができますよ。
源流釣りの装備で大切になる3つの視点
(初のテンカラにも関わらずセンス良く竿をふる後輩HRくん:ub-craft)
源流釣りの装備で大切になる3つの視点
- 安全が最優先
- その時間を存分に楽しむ
- ご褒美の食事
源流釣りの装備で大切になる3つの視点 ①安全が最優先
(源流釣りを楽しむ先輩MKさんと筆者:ub-craft)
『安全が最優先』
これが、源流釣りの装備で大切になる3つの視点の1つ目です。
美しいイワナやヤマメを求め、山奥の源流へと足を進める。
本当に良い時間ですよね。
源流釣りは大自然の中で楽しむため『安全に釣りができる装備』が必要になってきます。
足を滑らせて滑落したり、クマに遭遇してしまうなど、大自然の中だからこそ起こる予期せぬトラブル。
少し大げさかもしれませんが、大好きなことで命を落とすなんて悲し過ぎますよね。
そんな悲劇を招かないために、安全に釣りができる装備を準備して、源流釣行へ出掛けれれるとよいと思います。
『無事に家へ帰る』ということが、もっとも重要で最低限の約束にしていたいですよね。
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源流釣りの装備で大切になる3つの視点 ②その時間を存分に楽しむ
(みんなのテンカラ竿をパシャリ:ub-craft)
『その時間を存分に楽しむ』
源流に出掛けるんだから、釣りを楽しまなきゃ意味がない‼ですよね。
「大物イワナを釣り上げたい」
「ベッピンなアマゴに出逢いたい」
いろんな目的があると思います。
しかし、時には釣れない日だってあるハズ。
そんな時には、釣りだけでなく『源流で過ごす時間』という特別な瞬間を楽しめると満足度は上がりますよ。
もちろん目的通り釣果を上げられれば言うことなしなんですけどね。(笑)
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源流釣りの装備で大切になる3つの視点 ③ご褒美の食事
(清流で作ったゴチそうめん:ub-craft)
『ご褒美の食事』
たくさん歩いてペコペコになったお腹。
大自然の中で食べる食事。
これ以上にご飯が美味しく感じる瞬間ってあるでしょうか。
お気に入りの調理道具は、楽しい食事の時間を更に盛り上げてくれますよ。
『清流で作ったゴチそうめん』は、川の水を携帯浄水器で濾過して、そうめんを茹でただけ。
普通のそうめんなんですが、ホッペが3~4回落ちるほど美味しかったですよ。
次の釣行では、沢に自生しているワサビを薬味に使おうと計画中です。
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源流釣りで『最低限』必要な装備
(釣行前夜の至福な時間:ub-craft)
源流釣りは、テンカラ・ルアー・エサ釣りなど様々な釣法がありますよね。
今回は、それぞれの釣りにおけるベーシックな装備を、上記で解説した3つの視点をもとに解説していこうと思います。
源流釣りの装備で大切になる3つの視点
- 安全が最優先
- その時間を存分に楽しむ
- ご褒美の食事
源流釣りで『最低限』必要な装備 ①安全が最優先
まずは源流釣りで最低限必要な装備を『安全が最優先』の視点で紹介していきますね。
ウェーディングシューズ
安全は足元から。源流ではコケなどでとても滑りやすくなっています。釣り専用のシューズはグリップ力があり、ホールド性も高いので足元をガッチリ守ってくれますよ。
ウエーディングゲーター
足を守ってくれるウエーディングゲーター。夏場の釣行を涼しく軽快にしてくれます。立体裁断と膝のすぐ上で固定する独自の構造により、動きやすさとずり落ちにくさがポイント。ソックス部分には水はけの良いパンチング(穴あき加工)クロロプレンを採用しています。
ヘルメット
落石などから頭を守ってくれるヘルメット。クライミング用は軽いので源流釣行にもぴったりです。
デジタル簡易無線機
電波のない山奥。仲間とのやり取りはデジタル簡易無線機がおすすめです。緊急時の連絡手段にも使えるので持っている安心感は大きいですよ。
源流釣りで『最低限』必要な装備 ②その時間を存分に楽しむ
次は源流釣りで最低限必要な装備を『その時間を存分に楽しむ』視点で紹介していきますね。
リュックサック
源流釣行へ向かうために準備した装備や道具たち。使うことはもちろん、これもいるかな?あれもいるかな?と考えて詰め込んだ荷物。釣りを楽しむだけでなく、準備だって楽しい時間ですよね。お気に入りのリュックサックを背負って釣り歩くのは本当に至福の時ではないでしょうか。
カメラ
釣り上げた最高のイワナやヤマメ。思い出として心に収めておくのもよし。でも、家族や大切な人、一緒に出掛けられなかった仲間にも見せてあげたい。自慢したい!そんな気持ちになってしまうこともありますよね。最近はスマホも防水になっていて高性能カメラも装備されています。もちろんそれでも問題ありませんが、せっかくの思い出を、上質で美しいデータで残してみてはいかがでしょうか。
コーヒー
源流を歩いて少し一服したいとき、挽きたてコーヒーはいかがでしょう。釣り急がず、源流のそばでゆったりコーヒーを味わう。釣りをしている最中には気付かなかった鳥のさえずりや、木々からそそぐ太陽の光。ただでさえ美味しい挽きたてコーヒーが何倍にも美味しくなるに違いありませんよ。
源流釣りで『最低限』必要な装備 ③ご褒美の食事
最後に源流釣りで最低限必要な装備を『ご褒美の食事』の視点で紹介していきますね。
調理セット(キャンプクッカー)
キャンプ用品はとてもコンパクト。持ち運びにも便利で、必要な道具が揃っているクッカーは大変重宝しますよ。さまざまなメーカーから調理セットが販売されているので、お好きなメーカーから選んでみてもよいと思います。
火
アウトドアだから火打ちいしで火をつけよう!なかなかいいかもしれないですね。SOTOのマイクロトーチなら親指でカチッとするだけで、風に負けない炎が使えますよ。片手に収まるコンパクトさにも関わらず威力は大きなバーナーなみ。ガスボンベからの充填式だから経済的ですよ。
バーナー
お湯を沸かしたり、調理に使ったりと便利なバーナー。カセットコンロでお馴染みの『CB缶』タイプと、theアウトドアな印象の『OD缶』タイプがあります。読者さんのお好みはどちらでしょうか。
ナイフ
調理でなくてはならないナイフ。こちらも色んな種類のナイフが発売されていますよね。使っている内に味が出て自分のモノになっていくナイフは最高の相棒になってくれますよ。
携帯浄水器
源流だからキレイな水が手に入る。そんな気持ちにもなりますが、原水は野生動物のフンなどに含まれる大腸菌やさまざまなウイルスが潜んでいることも。携帯浄水器できちんと濾過すれば、安全な水を確保できて安心ですよ。
源流釣りで得られるもの
(初めてテンカラでイワナを釣り上げた後輩HRくん:ub-craft)
源流釣りで得られるものは『忘れられない思い出』です。
美しい魚たちを求めて釣り歩いた道のり。
みんなで食べたちゃくちゃ美味かった食事。
釣り上げた魚だけではなく、その源流釣行をした全ての瞬間。
その時間は、50年後も色褪せないものになると思います。
今回、源流で初めてのテンカラ釣りデビューした後輩HRくん。
カメラのデータだけでなく、心のフィルターにこの瞬間をしっかり納めてくれたハズ(笑)
まとめ
(思い出の1匹:ub-craft)
3つの視点で源流釣り必要な装備を紹介してきました。
源流釣行をするための道具はたくさんあって、迷ってしまうこともあると思います。
たくさんの装備を持って行けば安心かもしれませんが、重いだけで結局使わなかったなんてことにもなりかねません。
お金の無駄にもなってしまいますよね。
自分がどんな目的で使いたい装備なのか。
本当に必要なんだろうか。
そういった部分を含めて、3つの視点で装備を選ぶとよいと思います。
この記事を通じて、読者さんの源流釣行が最高の時間になりますように。
50年後も色褪せない時を過ごすことができれば幸いです。
それではまた。
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