「銃砲一斉検査の持ち物ってなんだっけ?」
「春の銃検で忘れ物をしたくない!」
「銃砲一斉検査で注意することってある?」
そういったお悩みにお答えします。
この記事で分かること
- 銃砲一斉検査に必要な5つの持ち物
- 銃砲一斉検査の持ち物おける注意点
猟銃を所持していると、毎年行われる銃砲一斉検査。
銃砲一斉検査は4月〜5月ころに行われるため、春の銃検とも呼ばれています。
ご自身が暮らす地域の公安委員会(警察所など)に猟銃を持ち込み検査や面接をしてもらうのですが、慣れないと緊張してしまいますよね。
筆者も初めて銃砲一斉検査を受けた時は、悪いことをしている訳ではありませんがドキドキが止まりませんでした。
この記事では、安心して銃砲一斉検査を受けられるように【春の銃検】これで安心。銃砲一斉検査で必要な5つの持ち物について解説と題して記事をすすめていこうと思います。
それでは前置きはこの辺にして、早速はじめていきますね。
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記事の信頼性
この記事を開いている筆者は、地元の猟友会に所属し、先輩猟師さんたちと一緒に有害鳥獣駆除隊で活動をしています。
ub-craft
筆者のプロフィール
- ub-craft
- 医療従事者
- 保有免許:第1種銃猟、わな猟免許
- 所属:猟友会、有害鳥獣駆除隊
- 住まい:長野県のド田舎で古民家暮らし
目次
銃砲一斉検査(春の銃検)で必要な持ち物は5つだけ
銃砲一斉検査(春の銃検)の持ち物
- 検査の対象となる全ての銃砲
- 銃砲所持許可証(猟銃・空気銃所持許可証)
- 帳簿(猟銃所持者のみ添付書類を含む)
- 所持者申告書(使用状況報告書など)
- 銃砲一斉検査についての通知書
それぞれ噛み砕いて解説していきますね。
銃砲一斉検査(春の銃検)の持ち物と注意点①検査の対象となる全ての銃砲
(空気銃:FXドリームラインBP/ub-craft)
1つ目の持ち物は『検査の対象となる全ての銃砲』です。
銃砲の一斉検査という名の下に実施される日。
何はともあれ、所持している『全ての銃砲(猟銃)』を持っていきましょう。
注意点:検査の対象となる全ての銃砲
- 絶対に脱包(だっぽう)しておく
- 銃砲は必ず自分で運ぶ
- ガンケースなどに入れて持っていく
1)絶対に脱包(だっぽう)しておく
(散弾:ub-craft)
「あり得ないだろ?」
と思われる方も少なくないと思いますが、銃砲一斉銃査で起きる暴発という事故。
あってはならないですが、事故なら未だしも、人命にかかわれば事件になってしまうことだってありますよね。
絶対に大丈夫と思っていても人間はミスをする生き物。
取り返しのつかないことになっては自分だけでなく、家族や周囲の仲間が悲しみます。
本当に弾が銃の中に入っていないかを再確認して銃砲一斉検査にのぞみたいですね。
2)銃砲は必ず自分で運ぶ
(筆者の手:ub-craft)
1〜2丁だけなら両手に持っていけますが、それ以上に猟銃などを所持していると運ぶのが大変ですよね。
「重いし、大変だからちょっと家族に手伝ってもらおっか」
コレをしてしまったら完全アウトなので注意してくださいね。
「そんなの当たり前だろ!」
と、お叱りの声が聞こえてきそうですが、そういったところも警察官の方々は、よーく見ているので、大変ではありますが、ご自分で全ての銃を運んで頂けるようお願いしますね。
3)ガンケースなどに入れて持っていく
こちらも承知している方がほとんどだと思いますが、銃砲が露出しないように注意して会場へ持ち込むようにして下さいね。
銃砲一斉検査(春の銃検)の持ち物と注意点②銃砲所持許可証(猟銃・空気銃所持許可証)
(猟銃・空気銃所持許可証:ub-craft)
2つ目の持ち物は『銃砲所持許可証』です。
こちらもご存知の方が多いと思いますが、銃砲と所持許可証はセットで持っている必要がありますね。
年に1度しかない春の銃検なので、緊張するがゆえに猟銃は持ってきたけれど、所持許可証を忘れてしまったということは無きにしもあらず。
所持許可証を忘れてしまうと結構マズイので、必ず所持許可証を持ったことを確認してから出発して頂ければと思います。
銃砲一斉検査(春の銃検)の持ち物と注意点③帳簿(猟銃所持者のみ添付書類を含む)
(帳簿:ub-craft)
3つ目の持ち物は『帳簿』です。
銃砲一斉検査では、所持している銃以外に、弾の使用状況の確認が行われます。
これは、購入した弾が適正に使用できているかを確認されることになるんですね。
筆者の場合は、所属する猟友会から頂いた手帳にいつどこで弾を使用したのかを記載するようになっています。
これを帳簿として提出することで許可を得ることができました。
もしも猟友会に所属していない場合や、こういった手帳をもらえない地域では自分で記載した帳簿でも問題ないので安心してくださいね。
注意点:帳簿の添付書類について
帳簿は基本的に本人の手書き(パソコンも可)です。
しかし、その証拠も必要になるんですね。
「証拠って?」
弾を使う場面(発砲)は狩猟だけではありませんよね。
むしろクレー射撃など、射撃場で使用することの方が多いのかもしれません。
添付書類のひとつに、この射撃場の利用明細書があります。
このレシート的な用紙がとても大切な書類になります。
つまり、帳簿と共に添付書類としてどこで銃を使ったのか。
弾をどれだけ消費したのかがわかる証明書を提出する必要があるんですね。
銃砲一斉検査(春の銃検)の持ち物と注意点④所持者申告書(使用状況報告書など)
(画像:いらすとや)
4つ目は『所持者申告書(使用状況報告書など)』です。
この所持者申告書(使用状況報告書など)は、地域によって提出する書面が違います。
筆者の場合は、猟友会を通じて所持者申告書が送られてきました。
所持者申告書の内容
- 住所
- 氏名
- 前年度の狩猟者登録の有無
- 所持する銃砲の数と銃番号
- 過去1年の銃使用状況
- 火薬類(弾)の保管状況
- 保管庫の設置状況(見取り図を含む)など
注意点:所持者申告書(使用状況報告書など)について
地域差がある内容なので、詳しくは管轄する公安委員会へ問い合わせをして頂くと確実だと思います。
送られてきた用紙を書き忘れてしまっても、会場に用紙が準備してあるハズなので、焦らず担当の警察官などに声を掛けてみて下さいね。
銃砲一斉検査(春の銃検)の持ち物と注意点⑤銃砲一斉検査についての通知書
(通知書:ub-craft)
最後に5つ目の持ち物は『銃砲一斉検査についての通知書』です。
この通知書は、銃砲を所持している本人へ発送されます。
そのため、この通知書が本人確認となり提出をすることで受付をしていました。
もし仮に通知書を忘れてしまっても、本人確認さえできれば問題ないハズなので担当の方へ一声かけてみるとよいと思います。
ただその場の裁量になるので、忘れず持っていくようにすれば間違いないですね。
まとめ
銃砲一斉検査(春の銃検)の持ち物
- 検査の対象となる全ての銃砲
- 銃砲所持許可証(猟銃・空気銃所持許可証)
- 帳簿(猟銃所持者のみ添付書類を含む)
- 銃砲一斉検査についての通知書
- 所持者申告書(使用状況報告書など)
年に一度の銃砲一斉検査。
春の恒例行事として、忘れ物をせず気持ちよく終えたいところですね。
地域差もある内容なので、不明点があれば管轄の公安委員会へ問い合わせをして頂ければと思います。
それではまた。
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