「狩猟でとれた獲物の運搬が大変」
「楽に獲物が運べる道具を知りたい」
悩んでいる人
こういったお悩みを解決します。
この記事でわかること
- 【狩猟】獲物の運搬用ソリおすすめ3選
- 【狩猟】獲物の運搬用ソリのデメリット
- 【狩猟】獲物を運搬するコツ
- 【狩猟】獲物の運搬で使える道具
記事の信頼性
ub-craft
筆者のプロフィール
- ub-craft:ブログ管理人
- 医療従事者
- 保有免許:第1種銃猟、わな猟免許
- 所属:猟友会、有害鳥獣駆除隊
この記事を書いている筆者は、地元の猟友会に所属し、先輩猟師さんたちと一緒に有害鳥獣駆除隊で活動をしています。
獲物の運搬にソリを使えば、狩猟をグッと快適にできますよ。
(罠に掛かった大きなイノシシ:ub-craft)
「狩猟で獲物がとれた!」
なんど経験しても嬉しい瞬間ですよね。
しかし、それからが大変、獲物の運搬は重労働です。
大物なら100kgを超えるシカやイノシシ。
軽くても30kg前後はある個体を山から引き出すのは至難の業です。
さらに、解体・精肉・調理…
狩猟はやることが山ほどあるんですよね。
獲物の運搬にソリを使えば、狩猟をグッと快適に楽しくできますよ。
それでは前置きはこの辺にして早速はじめていきますね。
目次
今回ご紹介する【狩猟】獲物運搬用のソリ
【狩猟】獲物の運搬用ソリのデメリット
獲物の運搬用ソリのデメリット
- 高価
- デカい
- 車がないと使いにくい
高価
(お金:ub-craft)
狩猟で使う運搬用のソリは高価なのがデメリット。
輸入品であったり、競合が少ないことがその理由です。
しかし、値段に見合った頑丈な作りは、獲物の運搬に重宝すること間違いなし。
高価なりのメリットは使用していく度に感じられますよ。
\報奨金は有害駆除でGET/
【副業】狩猟で収入を得る方法。初心者猟師1年目の年収を大公開。
デカい
獲物の運搬用ソリはデカいです。
大きな獲物は小さなソリへ乗せることはできません。
「大きいサイズを買っておけば良かった…」
大は小を兼ねるとは正にこのこと。
安い買物ではないので、サイズ選びは慎重にして、後悔を避けたいところですね。
車がないと使いにくい
運搬用ソリは車がないと使いにくいです。
「山から自宅までソリで引っ張っていく!」
結構な田舎でも、そんな人がいたら通報案件になる可能性も。
ソリにカバーを掛ければアリなのかもしれませんが、少し無理があるかもしれません。
山から車などへの移動に運搬用ソリは使いやすいと思いますよ。
獲物まるごと持ち帰りが厳しければ、その場で解体を視野に入れてもよいですね。
◎関連記事◎
失敗しない狩猟車の選び方|猟師が愛用するおすすめの車5選を紹介
【狩猟】イノシシなどの獲物を運搬するコツ
獲物を運搬するコツ
- 引き上げる作業を少なく
- 摩擦を最小限に
- ジワッと動かす
引き上げる作業を少なく
(けもの道:ub-craft)
狩猟で獲れた獲物の運搬は『引き上げる作業を少なくする』のがコツです。
地球には重力があるので、持ち上げるよりも、下す方が作業は楽ちん。
「そんなの当たり前だろー!」
例えば、林道を挟んで良い獣道があったとします。
山側に罠を設置するか、谷側に設置するのか。
こういった場合、捕獲後の運搬をどうするかまで考えておけば、グッと運搬が楽になりますよ。
\軽トラへの積み込みに便利/
摩擦を最小限に
(Instagram:suzuwarayamanikutenさんより)
摩擦を最小限にすると運搬での労力を減らせますよ。
『ボディメカニクス』という言葉をご存知の方もいるかと思います。
ボディメカニクスとは、医療・介護現場で患者さんの移動動作に利用されるもの。
力学的相互関係を活用した技術です。
獲物の運搬では、地面と獲物の設置面積を少なくすると、摩擦が少なくなり、使う力を最小限にできますよ。
スリングを使って獲物の頭から首などを持ち上げて運ぶ。
獲物の足を縛ってまとめる。
こういった工夫をすると、運搬での労力を減らすことができますよ。
\使い方は無限大/
ジワッと動かす
(大物のイノシシ:ub-craft)
獲物など重いものはジワッと動かすと運びやすい。
力をグッと加えると物は動くような気がしますよね。
これって半分あっていて半分間違っているんですよ。
グッと急激に力を加えると一時的に大きな力を生み出せます。
しかし、その方法は体にも大きな反動が返ってきてしまい、ギックリ腰をはじめ様々なケガの原因になってしまいます。
ボディメカニクスを使い、ジワッと獲物を動かせば、重くても安全に運搬ができますよ。
【狩猟】イノシシも簡単!獲物の運搬用ソリおすすめ3選
【狩猟】獲物の運搬用おすすめソリ3選
- ジェットスレッドJr
- ジャンボスレー
- サンスライダー
ジェットスレッドJr
ジェットスレッドは軽くて丈夫な大型ソリ。
アメリカから上陸しました。
6種類のサイズバリエーションで、最も小さい『Jrサイズ』が狩猟で使うのにちょうど良いと思います。
アスファルトや砂利の上で使用するなら、裏側に強化バーを取り付けれると、さらに長持ちしますよ。
\強化バーで更に長持ち/
ジャンボスレー
獲物を山中から車へ運ぶのに大活躍してくれます。
プラスチック流通No.1のサンコー社製。
取り回しの良いサイズ感がおすすめですよ。
サンスライダー
「大きなサイズが欲しいけど、ジェットスレッドは高価すぎる」
こういった場合はサンスライダーがおすすめですよ。
信頼と実績のサンコー社から発売されたサンスライダーがあれば大物が獲れても安心。
【狩猟】シカなど獲物の運搬で使える道具
【狩猟】獲物の運搬で使える道具
- ALLENデュアルハーネス
- ベルトスリング
- アルミブリッジ
- WARNドリルウインチ
ALLENデュアルハーネス
獲物の運搬にはALLENのデュアルハーネスが使えます。
獲物を引っ張るには、手を使う場合が多いですよね。
デュアルハーネスは肩と腰に重さを分散させてくれます。
全身の力を余すことなく加えられるため容易に獲物の運搬ができるんですよ。
\実績のALLEN解体用ハンガー/
◎関連記事◎
ベルトスリング
ベルトスリングも獲物の運搬で活躍してくれます。
捕らえたシカのクビに片側を引っ掛け、もう一方の輪を手で引っ張り、山から下ろしてくるのに使います。
また、ベルトスリングは工夫次第で様々な使い方ができますよ。
軽トラが脱輪した際の救助に使ったり、獲物の足をまとめるのに使ったりととても重宝しています。
アルミブリッジ
軽トラユーザーの猟師ならアルミブリッヂは最高の相棒になってくれますよ。
荷台にアルミブリッジを掛ければ、サラッと積み込みも完了。
運搬用のソリがあれば尚更スムーズになることは言うまでもありません。
また、猟場へ向かう林道が荒れていることも少なくないですよね。
そんな時にアルミブリッジを橋のように使うと、行けなかったハズの世界へ進むことができますよ。
WARNドリルウインチ
WARNのドリルウインチは最高です。
ウインチといえば車のフロントに備え付けられているものが多いですよね。
ドリルウインチは小型かつ電動ドリルの力を利用するので、どこでも持ち運び可能。
仲間の力を借りなければ動かせなかった大物も、このドリルウインチなら340kgまでサクッと運搬してくれます。
運搬用のソリと掛け合わせれば、鬼に金棒。
これ以上の組み合わせはないほどの相性です。
◎関連記事◎
\ドリルウインチは信頼のマキタ/
まとめ
【狩猟】運搬ソリ3選|おすすめ道具!イノシシも簡単に運べると題して記事を書き進めてきました。
狩猟は多くの過程が必要でとても大変。
運搬という重労働を少しでも軽減することにより、捕獲から食べるまでの過程が少しでも快適になることを願っています。
この記事を通じて、読者さんが楽しい狩猟ライフを送れますように。
それではまた。
合わせて読みたい記事
【現役猟師おすすめ】狩猟マンガ⑩選。狩猟に関する命のドラマを手に取ってみませんか?
【散弾銃と比較レビュー】空気銃FXドリームライン BPを狩猟&有害駆除でガッツリ使用。エアーライフルはメリット満載で最高です。
【国産松茸】8つの視点で美味しい松茸の見分け方を解説します。
【猟銃の基礎知識】3種類のタイプから自分に合った猟銃を見つけてみよう。
【卵FIRE】自給自足なら鶏を飼うのがおすすめ|メリットデメリットとは?
【狩猟】猟犬のマダニ対策|予防とアフターケアで愛犬と自分を守ろう。
誰でも受かる狩猟免許の取り方|絶対合格したければ狩猟免許講習会がおすすめ
【猟師の特権】肉を得るには狩猟が最強!100%自給自足を達成する3つの方法
コメントを残す