狩猟をするなら車は必要だよね?
狩猟で使えるおすすめの車を知りたい!
狩猟をするなら軽トラじゃなきゃダメなのかな?
こういったお悩みを解決します。
この記事でわかること
- 狩猟で使う車選びのポイント
- 猟師がおすすめする狩猟で使える車5選
- 狩猟の車は中古で全然OK!!
- 狩猟の幅が広がる車のおすすめカスタムとは?
- 番外編:車がなくても狩猟ができる方法
記事の信頼性
この記事を書いている筆者は、地元の猟友会に所属し、先輩猟師さんたちと一緒に有害鳥獣駆除隊で活動をしています。
ub-craft
筆者のプロフィール
- ub-craft
- 保有免許:第1種銃猟、わな猟免許
- 所属:猟友会、有害鳥獣駆除隊
- 狩猟の車:スバル サンバートラック(軽トラ)
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「せっかく買うなら失敗したくない」
イノシシやシカを獲れたら、車に乗せて運ぶ必要があります。
とはいえ、車は安くはないですし、サクッと買えるものではないですよね。
筆者は有害駆除隊員として狩猟をしており、先輩猟師さんたちが使用する狩猟の車も数多く見てきました。
これから狩猟の車を手にするのなら、納得の上で購入していただきたい。
購入した後に後悔しないよう、現役猟師の視点で記事を書き進めていきたいと思います。
それでは前置きはこの辺にして早速始めていこうと思います。
\安くて良い車はガリバーがおすすめ/
目次
狩猟で使う車選びのポイント
狩猟の車といえば軽トラやジムニーを思い浮かべる方も少なくないと思います。
しかし、自分のライフスタイルに合った車でなければ、買わなきゃ良かった…なんて後悔してしまうことも少なくありません。
狩猟で使う車選びのポイントを把握し、検討すれば納得の車に出逢えるハズ。
ということで、まずは狩猟で使う車選びのポイントを紹介していきますね。
狩猟で使う車選びのポイント①ライフスタイルに合っているか
狩猟で使う車選びで『1台で兼用にするか2台持ちができるか』が重要なポイントになります。
正直、車って安くないですよね。
「そんなの当たり前だろー!」
車は安いモノでも数十万円かかるものがザラなのではないでしょうか。
もし2台持ちができるなら、狩猟のために使う車は『軽トラ』というのが狩猟において最強という意見が多いです。
しかし、田舎にでも住んでいない限り2台の車を所有のは非現実的といった面も。
1台で普段乗りと狩猟を兼用できる自動車を選ぶことができれば経済的など負担が少ないのではないでしょうか。
狩猟で使う車選びのポイント②4WD(四駆)は必須
タイヤの動きについて
- 『2WD』→前輪もしくは後輪のみのタイヤが回転する
- 『4WD』→前輪も後輪もすべてのタイヤが回転する
狩猟で使う車は『4WD』をおすすめします。
一般的に車の駆動(タイヤの動き)は『2WD』もしくは『4WD』に分類されます。
狩猟を行う場所は山の中や未舗装路が多いですよね。
そこで1番注意したいのはスタックしてしまい身動きが取れなくなってしまうこと。
スマホや無線で誰かに連絡できるならまだしも、圏外でどうしようもならないという状況もあり得ますよね。
4WD(四駆)の車なら全てのタイヤを駆動させることができるためスタックをする可能性を下げることができます。
安全に家へ帰らなければ何の意味もありません。
安全安心のために4WD(四駆)は必須条件なのではないでしょうか。
狩猟で使う車選びのポイント③荷台はあった方が良い(できれば外に)
(仕留めたイノシシを車で運ぶ場面:ub-craft)
狩猟で使う車選びのポイントは荷台はあった方が良いです。
狩猟道具はもちろんイノシシや鹿などを運ぶことがあるからですね。
欲をいうなら車の外に荷台があるタイプの車がおすすめです。
少し気持ち悪い話になってしまいますが、野生動物にはダニが本当にたくさんついています。
初めて見た時は寒気がするほどだった思い出があるくらい。
ダニは寄生する動物が死に体温が下がる(血液循環が滞る)と、そこから離れ新たな動物へ移る習性があります。
つまり狩猟で捕らえた獲物を運んでいる際にダニが車の中へと動き出すということ。
そんな獲物が車内にあれば…クゥー!考えただけで鳥肌モノですよね。
そのためできるだけ車の外に荷台があるタイプをおすすめしたいところです。
【猟師が愛用】狩猟で使えるおすすめの車5選
次に猟師たちが愛用しているおすすめの狩猟で使える車を紹介していこうと思います。
狩猟車選びのポイントを加味して、五つ星で表してみました。
狩猟で使えるおすすめの車①軽トラ
(スズキ:スーパーキャリー)
狩猟で使えるおすすめの車①軽トラ
- 狩猟活躍度★★★★★
- 価格★★★☆☆
- 普段使い★☆☆☆☆
狩猟で使えるおすすめの車は『軽トラ』です。
猟師といえば軽トラといっても過言でない程の人気車種。
荷台に獲物や狩猟道具を積めるのでとても使いやすいですね。
欠点は車内が狭いため普段使いには向かないこと。
また新車・中古車ともに値段が高い傾向があります。
しかし需要も多いので売却する際には高値で引き取ってもらえる可能性が高いですよ。
狩猟で使えるおすすめの車②ジムニー
(スズキ:新型ジムニー)
狩猟で使えるおすすめの車②ジムニー
- 狩猟活躍度★★★★☆
- 価格★★☆☆☆
- 普段使い★★★★☆
狩猟で使えるおすすめの車は『ジムニー』です。
ジムニーも軽トラと並び、猟師の間ではとても人気があります。
悪路なんて全然問題ない走破性。
どこにでも行けるんじゃないかという安心感があります。
キャンプやアウトドアブームの後押しもあり、一般の方にも人気で普段使いでもカッコイイ◎
リセールバリューといって、売却時の価格もとても高いので乗らなってしまった時でも安心ですよ。
欠点は荷台が車内なので獲物を運ぶ際にはヒッチキャリアがあると良いかもしれませんね。
狩猟で使えるおすすめの車③デッキバン
(ダイハツ:デッキバン)
狩猟で使えるおすすめの車③デッキバン
- 狩猟活躍度★★★★☆
- 価格★★★☆☆
- 普段使い★★★★☆
狩猟で使えるおすすめの車は『デッキバン』です。
車内は軽自動車並みに広く、荷台は外に配置されているんですね。
まさに狩猟のために作られたのではないかと思うほど。
しかし、軽トラに比べ荷台が狭いので大物の獲物でははみ出してしまうというデメリットも。
「大物だからはみ出しちゃったよ」なんてのは嬉しい悩みではありますけどね。
(法律遵守でお願いします)
狩猟で使えるおすすめの車④軽箱バン
(スズキ:エブリー)
狩猟で使えるおすすめの車④軽箱バン
- 狩猟活躍度★★★☆☆
- 価格★★★☆☆
- 普段使い★★★★☆
狩猟で使えるおすすめの車は『軽箱バン』です。
このタイプは様々な自動車メーカーから発売されていますよ。
荷台が広く普段使いも問題ありませんね。
軽箱バンタイプも車内に荷台があるのがデメリット。
しかし、防犯(盗難など)という意味を加味すると安心感はありますよね。
狩猟で使えるおすすめの車⑤ハイラックス
(トヨタ:ハイラックス)
狩猟で使えるおすすめの車⑤ハイラックス
- 狩猟活躍度★★★★☆
- 価格★★☆☆☆
- 普段使い★★★★☆
狩猟で使えるおすすめの車は『ハイラックス』です。
ハイラックス、めちゃくちゃカッコ良いですよね。
北海道などの広くて走行距離も多い猟場ではとても使いやすいと聞きます。
その見た目もイカしているため普段乗りでも全然OK‼︎
むしろ羨ましがられることもあるかもしれませんね。
しかし、なかなかお高い車なのでお財布に余裕がある方は是非GETして頂ければと思います。
狩猟の車は中古で全然OK!!【メリット満載】
中古車はメリット満載です。
日本では壊れるまで車に乗るというより、まだ乗れるけど車検のタイミングで乗り換えよう!
こういった場合も少なくありません。
狩猟で使う車は傷や汚れが付きやすいのが正直なところです。
狩猟の特性を加味して中古車のメリットを活かしてみませんか?
狩猟の車は中古で問題ない理由①性能が良いのに安い
狩猟の車は中古で問題ない理由は『性能が良いのに安い』からです。
中古車になれば新車と比べて価格は安くなりますよね。
日本ではまだまだ乗れる車でも車検のタイミングで乗り換えをするという場合も多いです。
そのため低年式で高性能なのに安く車を購入できるというメリットがあるんですね。
狩猟では安全に帰ってこれる最低限の装備があれば言う事なし。
しかし中古車なら低価格でもあったら嬉しい高スペックな装備も期待できる可能性があります。
狩猟の車は中古で問題ない理由②傷がついても諦めがつきやすい
狩猟の車は中古で問題ない理由は『傷がついても諦めがつきやすい』です。
新車で狩猟に出掛ければ満足度も高く、最高な時間だと思います。
しかし路肩から出ていた枝にギ―ッ、大きな岩でボディーがベッコン。
こんなことになったらメンタル的に狩猟どころの騒ぎじゃないですよね。
「それが狩猟の醍醐味だぜ!」
こういったワイルドな方なら全然問題ないのですが、なかなかそうもいかないところも。
そんな時には中古車がおすすめです。
前オーナーが大切に乗っていたとしても少なからず傷や凹みはあるもの。
その点を考慮すると、中古車なら狩猟で出掛けた際に少しくらい傷がついた程度なら諦めもつきやすいハズ。
軽トラなどは買取も充実しているので安心ですね。
狩猟の車は中古で問題ない理由③良い車に乗っていても腕が良くなきゃ獲物はとれない
狩猟の車は中古で問題ない理由は『良い車に乗っていても腕が良くなきゃ獲物はとれない』です。
狩猟は腕(技術)がなければ獲物はとれません。
ボロッぼろの車に乗っていても、たくさん獲れる人が上手い猟師といわれます。
もちろんカッコイイ車に乗っていて、腕もあるなら最高ですが。
車にお金を掛けるよりは狩猟の道具に投資した方が狩猟は上手になるかもしれませんね。
関連記事
狩猟の幅が広がる車のおすすめカスタムとは?
狩猟の幅が広がる車のおすすめカスタム①リフトアップ
狩猟の幅が広がる車のおすすめカスタムは『リフトアップ』です。
リフトアップとは車高を上げるカスタムを指します。
リフトアップすると純正の車高では車の腹下を擦ってしまうような凸凹道でもズンズン進んでいく事ができますよ。
狩猟の幅が広がる車のおすすめカスタム②ヒッチキャリア
狩猟の幅が広がる車のおすすめカスタムは『ヒッチキャリア』です。
ヒッチキャリアとは車の後方に鉄製のカゴを取り付ける装備をいいますね。
これがあれば獲った獲物を車内に入れなくて済みます。
ダニや血液で汚染されることなく移動ができるので安心ですよ。
狩猟の幅が広がる車のおすすめカスタム③ウィンチ
狩猟の幅が広がる車のおすすめカスタムは『ウィンチ』です。
ウィンチとは重い荷物を引っ張ってくれる装備です。
イノシシやシカはとっても重く、人力で動かすのはとても大変。
ウィンチはあっという間に獲物を動かしてくれるので大活躍してくれますよ。
それと、もしも悪路でスタックして動けない場合でも、近くにある木などにウィンチのワイヤーを通せば脱出だって簡単。
ウィンチは狩猟の強い味方になってくれること間違いなしですね。
◎関連記事◎
番外編:車なしでも狩猟ができる方法
最後に番外編で『車がなくても狩猟ができる方法』をお伝えしようと思います。
車なしでも狩猟ができる方法①背負って(引っ張って)運ぶ
車がなくても狩猟ができる方法『背負って(引っ張って)運ぶ』です。
流石に街中でこれをやったら通報案件。
しかし、忍び猟などではこの方法をしている猟師さんもいます。
この場合は安全な場所まで自力で運び、その場で解体・精肉をして持ち帰るんですね。
残った骨などは適切に処理をしなければならないので注意が必要です。
車なしでも狩猟ができる方法②バイクで回る
車がなくても狩猟ができる方法『バイクで回る』です。
狩猟と一言でいっても狙う獲物はイノシシやシカだけではありません。
カモやキジなどの鳥類はバイクで軽快に猟場を回るという手もありますよ。
車より機動力があるのでバイクもおすすめの移動手段になりますね。
車なしでも狩猟ができる方法③狩猟仲間に乗せてもらう
(画像:いらすとや)
車がなくても狩猟ができる方法『狩猟仲間に乗せてもらう』です。
狩猟を始めて間もない頃はこの方法でも良いかもしれません。
交渉力(コミュニケーション力)は必要になりますが、甘え上手だと色んなことを教えてくれるという特典も付いてきたりしなかったり。
地域性もあるかと思いますが思い切って相手の懐に飛び込んでみると、今まで知らなかった世界が見えてくるかもしれませんよ。
まとめ
『失敗しない狩猟車の選び方|猟師が愛用するおすすめの車5選を紹介します』と題して記事を進めてきました。
この記事を通じて、読者さんのライフスタイルに合った狩猟の車が見つかることを願っています。
それではまた。
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