「イヤーマフの効果やメリットを知りたい!」
悩んでいる人
こういったお悩みを解決します。
この記事でわかること
- 140db⁉銃声により引き起こされる聴覚障害
- イヤーマフとは?
- NRRとNSRの違いとは?
- イヤーマフの選び方
- イヤーマフおすすめ5選
- よくある質問
記事の信頼性
ub-craft
筆者のプロフィール
- ub-craft:ブログ管理人
- 医療従事者
- 保有免許:第1種銃猟、わな猟免許
- 所属:猟友会、有害鳥獣駆除隊
- 使用イヤーマフ:SHOTGUNNER2
この記事を書いている筆者は、地元の猟友会に所属し、先輩猟師さんたちと一緒に有害鳥獣駆除隊で活動をしています。
銃声は『音響外傷』や『騒音性難聴』を引き起こし、音が聞こえなくなる可能性があります。
『聴覚』は人間の五感で、最後まで残る大切な感覚。
散弾銃やライフルの銃声は、140〜170db(デシベル)にもなる大音量です。
一時的または長期的に大きな音を聞くと、生涯において難聴になってしまうかもしれません。
イヤーマフを装着すれば、ジェット機の音よりも大きな銃声から、聴覚を保護してくれますよ。
あなたの聴覚を守れるのは、イヤーマフを使うか否かの判断をする、あなただけです。
目次
今回ご紹介する狩猟・射撃のおすすめイヤーマフ
PELTOR ショットガンナーⅡ(NRR値:24db)
PELTOR ProTacⅢ(NRR値:26db)
BERETTA グリッドシェル(SNR値:29db)
PELTOR ネックバンド式 H6B(NRR値:21db)
MOLDEX Z2 マルチポジション(NRR値:25db)
140db?!銃声により引き起こされる聴覚障害
(出典:琉球新報)
散弾銃やライフルの銃声は、140〜170db(デシベル)にも及びます。
その銃声は、音響外傷(急性音響性難聴)や騒音性難聴といった症状を引き起こします。
この症状にいたると、完治や症状の改善がむずかしい場合も多いといわれます。
イヤーマフの着用は、ハンターの聴覚を守る心強い相棒になってくれますよ。
一般的に85dB(デシベル)以上の大きな音を長時間、長期的に聴き続けることにより、音が聞こえにくくなったり、まったく聞こえなくなる症状。 厚生労働省引用
音響外傷(急性音響性難聴)
非常に大きな音を聴くことで引き起こされる聴力障害を指します。 MedicalNote引用
イヤーマフとは?
イヤーマフは防音保護具といわれ、周囲の騒音を遮断・軽減するためのツール。
大音量の銃声から聴覚を守ってくれる大切な道具です。
このあと詳しく解説していきますが、物理的に音を遮蔽するパッシブタイプ。
電子的に周囲の騒音をカットできるアクティブタイプにわけられます。
NRRとSRNの違いとは?
イヤーマフなどの防音保護具の性能は、NRRやSRNで把握することができます。
どちらにおいても、数値が高いほど防音効果が向上します。
NRRはアメリカの指標
NRR(ノイズ・リダクション・ライティング)とは騒音減衰指数ともよばれ、アメリカ合衆国環境保護庁が定める数値(dB)です。
日本ではSNRよりもNRRを指標とするほうがメジャーです。
SNRはEUの指標
SNR(シングル・ナンバー・ライティング)というEUで採用されている防音指標です。
NRRとは数値の算出方法が異なりますが、どちらも数値が高いほど防音効果があるといく指標になります。
【狩猟・射撃】イヤーマフの選び方
イヤーマフ・プラグの選び方
- 防音効果
- 種類
- 重量
- 形状
防音効果
イヤーマフを選ぶときに重要となるのは防音効果です。
「どれでも同じじゃないの?」
イヤーマフの防音効果はNRRまたはSNRで把握することができますよ。
NRR・SNRの数字が高いほど、高い防音効果が得られます。
騒音−NRRまたはSNR=聞こえる音として算出してください。
イヤーマフは通常、NRR20~NRR33の範囲で、狩猟に推奨される最も高いNRRは27程度といわれていますね。
例)
騒音(db)−NRRまたはSNR=聞こえる音
銃声140db-NRR30dbのイヤーマフ=90dbまでカットできる
種類
イヤーマフの種類
- パッシブタイプ
- アクティブタイプ
パッシブタイプ
物理的に騒音をカットするパッシブタイプ。
すべての音を遮断するため、しゃべり声がきこえないといったデメリット。
吸音材で耳を覆う構造のため、軽量で疲れにくいのがメリットです。
アクティブタイプ
アクティブタイプは電子的に周囲の騒音をカットしてくれます。
電池やバッテリーが必要になるため、重いのがデメリット。
特定の周波数帯を遮断するため、会話や獲物の足音など聞こえやすいのがメリットになりますよ。
重量
イヤーマフは軽量であることも大切。
その防音効果に比例して、重量が増す傾向があります。
あまり重いと首や肩に疲れやすくなるため、狩猟で使用するなら250g前後のものを選んでおくとよいかもしれません。
山で大きなイヤーマフは着けたくないという方はイヤープラグもおすすめですよ。
\NRR値24db実力派/
イヤーマフの形状
イヤーマフの形状
- ヘッドバンド型
- ネックバンド型
- マルチポジション型
ヘッドバンド型
ヘッドバンド型のイヤーマフは、ヘッドホンのように使うことができます。
長時間つけていると頭が痛くなるというデメリットがあります。
付け外しが簡単で使いやすいというのがメリットですね。
ネックバンド型
ネックバンド型のイヤーマフは、圧迫感が苦手という方に向いています。
ズレやすいというのがデメリットですが、帽子などをかぶっていても使いやすいというメリットがありますよ。
マルチポジション型
マルチポジション型のイヤーマフは、ヘッドバンド型に似ています。
自由にバンドの部分を変えて使うことが可能ですね。
【狩猟・射撃】イヤーマフおすすめ5選
PELTOR ショットガンナーⅡ(NRR値:24db)
Amazonカスタマーレビュー:★★★★★星4.6
◎商品紹介◎
PELTOR(ペルター)の防音イヤーマフ、ショットガンナー2のヒアリングプロテクター。NRR(ノイズリダクションレート)は遮音性を表し、数値が高い程防音の性能が高く、24デシベル分の雑音や騒音を抑える防音効果を発揮します。射撃だけでなく、鉄道や航空機関連、工事現場などの騒音環境での防音に役に立ってくれます。コンパクトで折り畳みが可能なため持ち運びに便利。イヤーカップの接続部分から、ヘッドバンドワイヤーを引き出し調節ができるので、しっかりと耳にフィットします。
商品スペック
- NRR値:24db(デシベル)
- 種類:パッシブタイプ
- 形状:ヘッドバンド
- 重量:249g
- サイズ(長さx幅x高さ): 9.9 ×11.3 × 18.1 cm
PELTOR ProTacⅢ(NRR値:26db)
Amazonカスタマーレビュー:★★★★☆星3.9
◎商品紹介◎
外部の騒音レベルに応じて内部で聞こえる音をコントロールする騒音制御型イヤーマフです。装着したままでも会話がしやすく、外部音も聞こえるので安全性が高いです。騒音が小さい場合には内蔵のマイクを通じて外部の音を聞くことができ、騒音が大きくなると通常のイヤーマフと同様に聴覚を保護できます。無線や携帯電話と接続して音声のやり取りを可能にし、自動で外部の騒音レベルに応じて、内部で聞こえる音をコントロールできます。(接続用コードは別売)3.5mmジャック付きで、無線機や携帯電話と接続することで音声が聞けます。(コードは別売り)
商品スペック
- NRR値:26db(デシベル)
- 種類:アクティブタイプ
- 形状:ヘッドバンド
- 重量:355g
- サイズ(幅x高さ):14.0 × 21.0 cm
- 電源:単3電池(2本)
- 電源残量低下警告機能付
- 自動電源オフ機能(4時間不使用で電源オフ)
BERETTA グリッドシェル(SNR値:29db)
Amazonカスタマーレビュー:★★★★★星4.7
◎商品紹介◎
バンドの上部ににはBERETTAのロゴが型押しされています。折り畳み式で使用しない時にはコンパクトになります。SNR 29dbデシベルの騒音をカットします。カラーはブラック、グリーン/オレンジ、ブルー/オレンジの3色のカラー展開になっています。
商品スペック
- NRR値:29db(デシベル)
- 種類:パッシブタイプ
- 形状:ヘッドバンド
- 重量:250g
PELTOR ネックバンド式 H6B(NRR値:21db)
Amazonカスタマーレビュー:★★★★☆星3.9
◎商品紹介◎
95dbまでの騒音環境下に使用可能。JIS T8161 EM適合品。材質:PVC(クッション部カバー)、ABS樹脂(カップ部)。折畳んで保管が可能。一般の溶接面との相性抜群。薄型イヤーマフ。
商品スペック
- NRR値:21db(デシベル)
- 種類:パッシブタイプ
- 形状:ネックバンド
- 重量:260g
MOLDEX Z2 マルチポジション(NRR値:25db)
Amazonカスタマーレビュー:★★★★☆星3.6
◎商品紹介◎
メタルフリーヘッドバンドを採用しています。3段階調節機能付です。ソリッドの黒色が美しい外観を維持します。一般騒音作業現場。MRI使用可。
商品スペック
- NRR値:25db(デシベル)
- 種類:パッシブタイプ
- 形状:マルチポジション
- 重量:276g
- サイズ(幅x高さ): 20.5 × 18.5 cm
【狩猟・射撃】イヤーマフのよくある質問
本当に必要?
正直いって、なくても狩猟や射撃はできます。しかし、イヤーマフを使用せず難聴になった場合は後悔すると思います。
猟場でもみんな使っているの?
全員は使っていません。若い方が使用している傾向があります。無線が聞こえるアクティブタイプやイヤープラグを使用していることがありますよ。
エアライフルはイヤーマフいる?
なくてもできますが必要だと思います。木々が生い茂るような環境だとエアライフルの発砲音も大きく感じます。またスコープ調整で射撃場へ行く際、周囲はライフルの方がほとんど。他の方の音から自分の聴覚を守るために必要ですね。
まとめ
【狩猟・射撃】イヤーマフおすすめ5選|後悔しない選択をと題して記事を書き進めてきました。
聴覚を失ったり、聞こえにくくなるのはとても悲しいことです。
自分の身は自分で守らなければ誰も守ってくれません。
この記事を通じて、一生物の聴覚を大切にするきっかけになれば幸いです。
それではまた。
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