「尺イワナを釣ってみたい!」
「どうやったら尺イワナを釣ることができるの?」
「尺イワナを釣るコツってあるの?」
こういった悩みにお答えします。
この記事でわかること
- 尺イワナとは?
- 尺イワナが釣れない理由
- 尺イワナの釣り方
記事の信頼性
この記事の筆者は、テンカラ釣り歴25年。地元の漁業組合に所属しています。イワナやアマゴ(ヤマメの親戚)を、年間で約200~300匹ほど釣っているので、記事の信頼性の担保になると思います。
ub-craft
筆者のプロフィール
- ub-craft
- テンカラ歴25年
- 釣り上げた最大のイワナ:47.5cm(テンカラ)
- 所属:地元の漁業組合所属
- 住まい:長野県のド田舎で古民家暮らし
川遊びをする我が子たち
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川釣りをする釣り人なら、『尺イワナ』という言葉を耳にしたことがあるハズ。
多くの釣り人が憧れる尺イワナを、一度は自分の手で釣り上げてみたいと願っているのではないでしょうか。
今回は『【尺イワナの釣り方】上手い人は知っている3つの条件を解説』と題して、記事をすすめていこうと思います。
尺イワナってなかなか釣れないですよね。
これは警戒心が強く、多くの修羅場を乗り越えてきた個体だからです。
「でも、あの上手な人は、どうしてたくさん尺イワナを釣れるんだろう?」
そう思ったことはありませんか?
同じような道具を使っているのに、釣れる人と釣れない人がいる。
実は、上手な人たちに共通しているのが『釣るための条件』を知っているからなんですね。
この記事を読み終える頃には、尺イワナを釣るための条件がイメージできるようになると思います。
さぁ、尺イワナの待つフィールドへ飛び出しましょう!
それでは前置きはこの辺にして、さっそく始めていきますね。
目次
【尺イワナの釣り方】上手い人は知っている3つの条件を解説します。
尺イワナとは?
(尺イワナ:@hper.shinshuさんより)
まずは尺イワナについて解説していきますね。
「尺イワナのことは知っているよ!」
という方は、下の『【尺イワナの釣り方】上手い人は知っている3つの条件』まで読み飛ばして頂いてOKです。
尺イワナとは、30cmを超えるイワナを指します。
『尺イワナ』は、川釣りを愛する釣り人なら一度は釣ってみたいという目標であり、憧れの存在ともいえるのではないでしょうか。
イワナは、メスよりもオスの方が大きくなりやすい傾向にあります。
産卵で体力を落としやすいメスは、死んでしまう確率が高いからなんですね。
また、獰猛で食べ物を取るのが得意なオスが大きくなりやすいと言われています(諸説あり)。
泣き尺(じゃく)という言葉も
あとちょっとで30cmに達するイワナ。
通(つう)な釣り人は、『泣き尺(じゃく)』と呼びます。
この「泣き尺イワナ」は、多くの釣り人を悔しがらせ、次の釣行に思いを寄せさせていますね。
尺イワナがなかなか釣れない理由:『個体数が少なく、警戒心も強いため』
(カワウ:ono_taka5023さんより)
エサや生育環境によって違いはありますが、『5年以上生きた個体が尺イワナになる』といわれています。
イワナの命を狙うのは、釣り人だけではありません。
サギやカワウなどの鳥類をはじめとした野生動物たちがイワナを襲います。
そんな中で、5年以上も生き抜いてきたイワナは警戒心がとても高いんですね。
そもそも、そこまで生き抜いてこれる個体が少なく、警戒心が強いとくれば、尺イワナが簡単には釣れないのは想像がつくところですよね。
しかし、これから紹介する3つの条件を理解しておくと、尺イワナを釣り上げる確率が飛躍的にあがりますよ。
【尺イワナの釣り方】上手い人は知っている3つの条件
尺イワナを釣る3つの条件
- 場所
- 時期
- 時間帯
尺イワナを釣るには、『場所・時期・時間帯』の3つの条件が大切になります。
「いやいや、水温とかだって大事でしょ?」
確かにそれも大切な条件ですよね。
その他にも、考えられる条件はたくさんあると思います。
しかし、これから紹介する3つの条件の中に、考えられる細かい条件が含まれてしまうんですね。
難しいことを考えなくても、場所・時期・時間帯の条件さえ揃えてしまえば、比較的カンタンに尺イワナを釣り上げることができますよ。
もし仮に、3つの条件を理解しないまま尺イワナと出逢えたとしてもそれは偶然であり、再現性がないことが多いんですね。
つまり、この3つの条件さえ理解できれば、尺イワナを釣り上げる可能性と、何度も尺イワナに出逢える再現性を生み出すことができるんです。
もう少し掘り下げて解説していきますね。
尺イワナの釣り方|尺イワナを釣る3つの条件 ①場所
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まずは1つ目の条件『尺イワナが釣れる場所』について解説していきますね。
尺イワナが釣れる場所
- 深い場所
- エサが多い場所
- 釣り人が入りにくい場所
- まさか⁉の場所
深い場所
(尺イワナがいる深場:ub-craft)
「深場はデカい魚がいる」
釣りを愛する人なら共通認識なのではないでしょうか。
尺イワナは、同じ場所にいつく傾向があります。
住み心地のよい深場は尺イワナの狙い目ポイントですね。
また、深場の上流と下流でも釣れる可能性も高いですよ。
これはエサを獲りに尺イワナが上下することもあるため。
ピンポイントで深場を攻めるだけでなく、深場前後のポイントも丁寧に探ってみるのも釣果を上げる方法ですね。
エサが多い場所
(エサが多く集まる場所:ub-craft)
同じ川でもエサが多い場所とそうでない場所があります。
上の画像を見て頂くと、矢印のように流れが巻き込んでいるところを見たことがあると思います。
こういったところにエサが多く集まるんですね。
このような場所にも、尺イワナがいつくので狙い目ですよ。
釣り人が入りにくい場所
(木々が生い茂って釣りにくい場所:ub-craft)
良さそうなポイントでも、釣り人がなかなか入りにくい場所ってありますよね。
こういったところは『竿抜け』と呼ばれ、良い魚が釣られずに残っていることが多いんです。
短い竿を使ったり、頑張って釣り入ってみると案外カンタンに尺イワナが出ることもあるので、チャレンジする価値があると思いますよ。(無理のない範囲でお願いします。)
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まさか⁉の場所
(源流のちょっとしたポイント:ub-craft)
「こんなところにはいないよな」
渓流釣りをする際に、多くのポイントを攻めることと思います。
深場には、なんだか釣れそうと感じて竿を出していきますよね。
そんな中、「まさかここはいないでしょ」
何でもないポイントはスルーしていることが案外あるんですよね。
多くの釣り人がスルーした場所に、実は尺イワナがいたということは珍しくないんです。
丁寧に竿を出して釣っていくと、まさかこんなところで⁉のラッキーが待っているかもしれませんよ。
尺イワナの釣り方|尺イワナを釣る3つの条件 ②時期
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2つ目の条件『尺イワナが釣れる時期』について解説していきますね。
尺イワナが釣れる時期
- 活性が上がる春(4〜5月)
- 梅雨の6月頃
- 産卵前の禁漁間際(9月中旬以降)
それぞれ噛み砕いて説明していこうと思います。
活性が上がる春(4〜5月)
春はイワナの活性が上がり、尺イワナを始め、多くの渓流魚たちが良く釣れる時期になります。
2月中旬頃に解禁を迎える渓流釣り。
解禁間際は水温が低い場合が多く、イワナの活性は低い状況です。
また、イワナのエサとなる昆虫なども羽化しておらず、あまり多くいないんですね。
ここから春になるにつれ、水温が上昇と共にエサとなる虫たちも増え始めます。
今まで活性が低いうえに、食べものが少ないときから、状況が変わり始める春。
この頃から、イワナの荒食いが始まるんですね。
そのため、春がイワナがよく釣れる時期といえるんですよ。
数が釣れるということは、尺イワナに出逢える確率も高くなるという訳なんですね。
梅雨の6月頃
梅雨の時期は雨が多いですよね。
降り続く雨で、本流の増水や濁りが生じます。
濁りはイワナの呼吸を邪魔するといわれているんですね。
また、泳ぎが得意なイワナでも、ずっと強い流れの中では疲れてしまいます。
そのため、本流から支流へ一時的に身を寄せるんですね。
この支流に逃げてきた魚を『差し(さし)』というんですね。
つまり、本流で育った大型のイワナが、梅雨の時期になると支流で釣れる。
そのため、尺イワナを狙うのには、最高のタイミングなんですよ。
産卵前の禁漁間際(9月中旬以降)
イワナは産卵に備えてエサを多く食べ体を大きくします。
この時期を前後に、イワナたちの食欲が最も上がりるんですね。
そのため尺イワナが釣れる可能性も上がります。
ただし、命の継承の時期でもあるので、できるだけキャッチ&リリースを心掛けて頂きたいと思います。
次の年も、またその次の年も釣りを楽しむことができるように。
釣りを愛するものとして、イワナたちを見守っていければいいですよね。
尺イワナの釣り方|尺イワナを釣る3つの条件 ③時間帯
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最後に3つ目の条件『尺イワナが釣れる時間帯』について解説していきますね。
尺イワナが釣れる時間帯
- 朝まずめ
- 夕まずめ
朝まずめ
『朝まずめ』とは、夜が明けて薄っすら明るくなってくる時間帯を指します。
この時間帯はイワナにとって朝食ともいえるチャンスタイム。
警戒心も低いので、良く釣れる時間帯ですよ。
ただ、視界が悪いというデメリットもあるので注意が必要ですね。
またクマなどの野生動物も動きがある時間帯なので、気を付けて釣りを楽しんで頂ければと思います。
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夕まずめ
『夕まずめ』とは、昼と夜の境目。
夕方の薄暗くなる時間帯を指します。
朝まずめと同様に、良く釣れるゴールデンタイムです。
薄暗くなるなかで、尺イワナがライズしている時はスゴイ迫力ですよ。
筆者的には、日中の温かさが残っていて、虫も多いので、夕まずめの方が朝まずめよりも釣れるという印象がありますね。
朝まずめとは違い、夕まずめは暗くなる一方なのでヘッドライトがあると安心ですよ。
ジェントスはめちゃくちゃ明るくて、壊れにくいので安心です。
まとめ
【尺イワナの釣り方】上手い人は知っている3つの条件を解説と題して記事をすすめてきました。
場所・時期・時間帯について理解して釣りに出掛けると尺イワナが釣れる確率が上がります。
そして、再現性もあるので幾度となく、尺イワナに出逢えると思います。
読者さんが美しい尺イワナと出逢い、50年後も色褪せない思い出ができることを願っています。
それではまた。
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