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「災害の備えをしなきゃだけど、先延ばしになっちゃってるな…」
「災害の時ってトイレはどうしたらいいの?」
「災害にあっても困らないようにしたいけど、何を準備したらいいの?」
こういった災害時の悩みってありますよね。
私は、どこでも持ち運びができる『ポータブル(簡易)トイレがあれば安心』だと思います。
ポータブル(簡易)トイレを準備しておけば、災害の備えになり、いざという時の強い味方になること間違いなしですよ。
本記事の内容
- 災害とは?
- おすすめポータブル(簡易)トイレは3種類。メリット・デメリットを紹介!
- 成人が1日で排泄する尿量、便の重さについて
- 災害時に起きるトイレのトラブルとは?
- 一緒に準備しておくとよいアイテム
本記事の信頼性
(筆者の看護師免許:ub-craft)
この記事の筆者は、災害拠点病院に勤務経験のある看護師。
数多くの災害研修を受講・修了しており、患者さんのトイレ(ポータブル含む)介助も毎日しています。
趣味は釣り。
海釣りでは、いつも車中泊をするので、その経験は数えきれないほど。
もちろん、災害用アウトドア用に水洗式ポータブルトイレも持っていますよ。
筆者の持っている水洗式ポータブルトイレはこちらです。
排泄物って汚いイメージがありますよね。
いざという時だとしても、すっきりキレイに用を足せるに越したことはないと思うんです。
このトイレはポータブルなのに水洗式。
“清潔感”が購入に至った一番の理由です。
また、排泄物を廃棄する時も手を汚すことがない構造になっているので安心ですよ。
災害時の備えや車中泊の強い味方です。
いや、最高の相棒です。(笑)
コレがあれば安心!災害対策おすすめポータブル(簡易)トイレを紹介します。
“生きていれば、必ず排泄をする”
排泄は、人間である以上、避けては通れないもの。
そして『災害の時でも同じ』ことですよね。
もしも、災害により、断水や倒壊などが原因で、トイレが使えなくなってしまったら…
本当に困ってしまいますよね。
最近は、日本各地で災害が起きていて、もう他人事ではいられないと思う方も少なくないのではないでしょうか?
それでは、前置きはこの辺にして、早速ご紹介していきますね。
目次
災害とは?
災害 とは、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象又は大規模な火事若しくは爆発その他その及ぼす被害の程度においてこれらに類する政令で定める原因により生ずる被害をいいます。
実際は“4割以下”しか災害対策に取り組めていない
(内閣府調査より引用)
『災害に備えて準備をしましょう』
よく聞く言葉ですし、とても大切なことですね。
読者さんは、災害に備えてどんなものを準備していますか?
「リュックに水と、カンパンと…」
サクッと出てくる方は、さすがです。
「えっと、まだ何も…」
心配になってしまった方もいるかもしれませんが、大丈夫です。
実際、災害に備えた準備をしていないという方も多くいらっしゃるのが事実なんですよ。
内閣府によって行われた調査でも、実際に『災害対策に取り組んでいる方は“4割以下”にとどまっている』のです。
- 「防災対策に取り組んでいる」と回答した人は4割以下にとどまっている。
- 大災害が発生すると認識してはいるものの、取り組みが足りないと考えている人々がいる。
この記事を読んでいる時点で災害対策をしている!
まだ、災害に備えて何も準備していない。
防災グッズを持っていないという方でも大丈夫ですよ。
この記事を読んでいるということは、災害が起きた時に備えて行動をしようと考えている。
それは防災についての意識が高いといえます。
とても素晴らしいことだと思いますよ。
おすすめポータブル(簡易)トイレのタイプは3種類。メリットとデメリットを紹介!
おすすめのポータブル(簡易)トイレ
- ポータブルタイプの簡易トイレ
- 便器を利用するタイプのトイレ
- 携帯型のトイレ
ポータブルタイプの簡易トイレ:メリット・デメリット
ポータブルタイプの簡易トイレは、これ自体が自立していてトイレの代わりになるもの。
持ち運びが可能で、どこでも使うことができます。
たまった排泄物は下水管へ直接捨てたり、復旧したらトイレに流すことができるので片付けの心配がありませんね。
また、排泄物を捨てる時などは、手を汚すことがないような構造になっているため清潔感がありますよ。
しかし、トイレとして自立するため、重くかさばってしまいます。
保管しておくための場所が必要になるなどがデメリットになりますね。
それと他の簡易トイレと比べて、高価です。
ポータブルトイレのメリット・デメリット
メリット
- 持ち運びが自由自在
- これ自体がトイレとして成立する
- 清潔感がある
- 手などを汚しにくい
デメリット
- かさばる(場所をとる)
- 重い
- 高価
便器を利用するタイプのトイレ:メリット・デメリット
便器を利用するタイプのトイレは、自宅のトイレなどにビニール袋などをセットして使用するもの。
このタイプは、排泄物を下水へ流さず使用できます。
そのため、下水道が使えない場合に大活躍してくれますよ。
またビニール袋なので、あまり高価ではなく、保管にも場所をとりません。
しかし、トイレがないと使用できません。
また、片付けるときに、気を付けないと手などを汚してしまう可能性があります。
ビニール袋に入った排泄物を捨てる方法を考えておく必要もありますね。
便器を利用するタイプのメリット・デメリット
メリット
- 下水道が使えないに有利
- あまり高価ではない
- かさばらない
デメリット
- トイレがないと使えない
- 排泄物の捨てる場所を考える必要がある
- 片付けの時に手が汚れることがある
携帯型のトイレ:メリット・デメリット
携帯型のトイレは、便座がなくても使用できるもの。
その名の通り携帯できるので、どこでも使えて、かさばりにくいです。
また、安価なので経済的ですね。
しかし、なかなか使いにくいという部分もあり、使用時に手などを汚してしまう可能性もあります。
また排泄物の捨てる場所を考える必要もありますね。
携帯型のトイレのメリット・デメリット
メリット
- 安価
- どこでも使える
- かさばらない
デメリット
- 手などが汚れやすい
- 使いにくい
- 捨てる場所を考える必要がある
意外と知らない:大人が1日で排泄する尿と便について
成人の1日における尿量は1,000ml~1,500mlほど。
『1日に何回、尿をしますか?』
なかなかすぐに答えが出てこないかもしれません。
個人差はありますが、成人が1日にする尿量(おしっこの量)は、1,000ml~1,500mlといわれています。
「トイレに行きたい!」と感じるのが、だいたい200mlくらい膀胱(ぼうこう)に尿がたまった頃。
つまり、1日に5回~7回ほど尿をしていることになるんですね。
排便(お通じ)の重さとは?
排便ってどのくらいの重さなの?
排便の重さなんて、あまり考える機会はありませんよね。
ましてや、なかなか人に聞くこともないと思います。
これは、ポータブル(簡易)トイレを選ぶ上で、大切なポイントにもなるのでお伝えしていきますね。
成人の排便は、1日に100~200gほどといわれます。
尿と便を合わせると、約2,000gほどの排泄をしている!
成人が排泄する尿と便の重さを合わると約2,000gになります。
体調によって、量や重さは変わってきます。
また、ご家族で生活している場合は、この量が増えていきますよね。
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3人家族で考えると
2000g×3人=6000gの排泄物を処理する必要があるんですね。
災害時に起きるトイレのトラブルとは?
災害時には、さまざまなトラブルが起こります。
全てをお伝えしきれませんが、今回は『災害』と『トイレ』に焦点を絞って紹介していきますね。
直接的なトイレのトラブル:家屋の倒壊は『トイレ自体が使えなくなってしまう』
直接的なトイレトラブル
- 家屋の倒壊
→トイレ自体が使えなくなってしまう
直接的なトイレのトラブルは、“大規模災害”で起こる可能性が高いです。
「自宅が壊れてしまい、トイレを使うことができない」
つまり、『大規模災害ではトイレ自体が使えなくなってしまう』ことを指します。
家屋の倒壊が起きた時に使えるトイレ
家屋が倒壊してしまった場合、多くの場面で自宅のトイレが使用できません。
そんな時には、ポータブル型の簡易トイレがおすすめです。
ポータブル型の簡易トイレは、これ自体がトイレとして成立します。
そのため、場所さえ確保してしまえばどこでも排泄をすることができますよ。
また、避難も余儀なくされてしまうので、被災者の方たちと集団生活を送る必要が出てきます。
そんな時でも、自分専用のトイレがあるのは安心ですよね。
間接的なトイレのトラブル:下水道の破損、断水は『トイレ自体が使えても、機能しない』
間接的なトイレのトラブル
- 下水道が壊れて流せない
- 断水で水が使えず流せない
「下水道が使えず、排泄物を流すことができない」
「断水してしまい、水が使えず、排泄物を流せない」
こういった間接的なトイレのトラブルは、“大災害”~“頻度の多い災害”に発生します。
大災害で下水道の破裂などはあまり頻度は多くないかもしれません。
しかし、断水は頻度の多いトラブルですよね。
災害とまで至らなくなくても、水不足などでも起きるので遭遇することが多いかもしれません。
下水道の破裂や断水時に使えるトイレ
下水道の破損や破裂は、地盤が変化するような大災害によくあるもの。
この状況では、トイレを使用した後に流すことができません。
そして復旧にも時間がかかるのが悩ましいところ。
排水管(下水)が使えない場合は、便器を利用するタイプのトイレがおすすめですよ。
一緒に準備しておくとよいアイテム
ポータブルトイレや簡易トイレを購入すれば、だいぶ安心ですよね。
しかし、これだけだと実用的ではないんですね。
ポータブル(簡易)トイレと一緒に購入しておくとよいアイテムを紹介しておきますね。
トイレットペーパーホルダー
災害時やアウトドアでも、可愛い(オシャレな)トイレットペーパーホルダーはテンションを上げてくれますよ。
プライバシーはとっても大切
実際のトイレって個室ですよね。
家族にもあまり見られたくないもの。
ましてや知らない人に見られるなんてとても恥ずかしいことだと思います。
そんな時には、こういったテントが活躍してくれますよ。
折りたたむことができるので場所もとりません。
ニオイ対策も重要です
ポータブルトイレの消臭対策。
スプレーを使ってカンタン消臭対策。
片付けの時に手を汚さない
備えあれば憂いなし。
どんな状況でも、その人らしく生きていきたいですね。
読者さんの災害時の一助となれば幸いです。
それではまた。
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