自然の中でテンカラ釣りや、渓流釣りを楽しむのって最高ですよね。
長靴で、サクッと釣りに出掛けるのもいいかもしれません。
しかし、あそこのポイントならめちゃめちゃ釣れそうなのに、長靴じゃ川が深くて近づけない…
大きなイワナの姿が見えるのに毛鉤が届かない…
そんな経験があったり、これから感じる時がくると思います。
テンカラ釣りの弱点は、ラインの長さを伸ばせないことなんですよね。
でも、ウェーダーさえあれば、行きたいポイントまで進むことができる。
狙いのポイントへ毛鉤を送り込むことができるんですね。
テンカラや渓流釣りでは、ウェーダーが強い味方になってくれることは間違いありません。
目次
テンカラ釣りのウェーダーで迷ったら『ウェストハイ』タイプがおすすめです。
ウェストハイとは、腰の高さまで丈があるタイプのウェーダーです。
ウエストハイは【歩きやすく、濡れにくい】ということが特徴なんですね。
テンカラ釣りや渓流釣りは『釣り歩く』という方法でイワナやヤマメにアプローチしていきます。
つまり、魚がいそうなところに竿を出して、釣れなければ次のポイントへ歩いて移動していきます。
そのため、歩きやすく濡れにくいウェストハイタイプのウェーダーがおすすめなんですよ。
この記事でわかること
- ウェーダーとは
- テンカラや渓流釣りでウェーダーがおすすめな理由
- ウェーダーの3つのタイプ(種類)がわかる
- ウェーダーのタイプ別のメリットとデメリット
- テンカラ・渓流釣り初心者におすすめのウェーダー
- ウェーダーに穴が開いた時の対処法
【テンカラ】長靴は、もうやめよう。3タイプからおすすめウェーダーを選択。メリット・デメリットを紹介。
ub-craft
筆者のプロフィール
- ub-craft
- 趣味:テンカラ釣り大好き!
- テンカラ釣り歴:25年
- 住まい:イワナの泳ぐ川の畔で古民家暮らし
それでは始めていきますね。
ウェーダーとは
ウェーダ-とは、ざっくりいうと『長い丈の長靴』で濡れにくく、滑りにくい靴底になっているのが特徴です。
長靴の丈は約40cmに対して、ウェーダーは約70cm~100cmまでカバーしてくれます。
テンカラ釣りや渓流釣りでは、水辺を歩き進めながら釣りを楽しみますよね。
長靴では川の水が深いと、足や体が濡れてしまうのでその先へ進むことはできません。
しかし、ウェーダーは丈の長さあるので濡れることを予防してくれます。
さらに、滑りやすい状況でも、足元をしっかり守ってくれるので安心ですよ。
テンカラや渓流釣りでウェーダーがおすすめな理由
ウェーダーがおすすめな理由
- 足元をしっかり守ってくれる
- 水に濡れにくい
ウェーダーは足元をしっかり守ってくれる
水辺で楽しむテンカラや渓流釣りは、最高に楽しいですよね。
ただ、そんな水辺は濡れた石やコケなどで、とても滑りやすいんです。
ウェーダーは、滑りやすい水辺の状況を想定して作られた釣り専用の道具。
ウェーダーの靴底は、フェルトソールやフェルトスパイクといった特殊な構造になっています。
本気で釣り具メーカーが作っただけあって、滑りやすい水辺でも、足元をしっかり守ってくれるので、安全に釣りを楽しむことができるんですね。
ウェーダーを使えば水に濡れにくい
渓流釣りの解禁は2月中旬が一般的です。
そんな寒い時期でもウェーダーがあれば、水に濡れにくく、快適に過ごすことができますよ。
また、春以降の暖かくなってきても、水に濡れてしまうと思っている以上に身体が冷えて体力を奪われてしまうんです。
そのため、なるべく濡れない対策が必要になるんですね。
ウェーダーの3つのタイプ(種類)がわかる
ウェーダーの3つのタイプ(種類)
- チェストハイ
- ウェストハイ
- ヒップハイ
ウェーダーは、丈の高さによって3つのタイプ(種類)に分けられています。
読んで字のごとく、チェスト(胸)・ウェスト(腰)・ヒップ(おしり)まで、それぞれの高さで種類分けされているんですよ。
種類ごとに紹介していきますね。
見た目的には、チェストハイがめちゃめちゃカッコ良い‼(すっごく主観です笑)
【チェストハイ】
チェストハイは、胸までの高さがあるウェーダーです。
ウェーダーといえば、このタイプを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。
チェストハイは胸の高さまでウェーダーがあるので、本流などの深い川でも水に濡れることが少なく安心感があります。
【チェストハイ】
- おすすめ度:★★★★☆
- 使いやすさ:★★★☆☆
- 濡れにくさ:★★★★★
歩きにくいというデメリットもあるので、釣り歩く場面が多い場合には不利になることもあるかもしれませんね。
状況によっては、少しオーバースペックな場面もあるかもしれないです。
しかし
『大は小を兼ねるんやっ!』
『俺は(私は)お気に入りのカッコ良いやつ使うんやっ‼』
という考えも、めちゃくちゃイケてると思います。(そういう人、大好きです笑)
(本流域:Instagram/mippoh_n_n)
初めてのウェーダーならウェストハイがおすすめ‼
【ウェストハイ】
ウェストハイは、腰までの高さがあるウェーダーです。
歩きやすいので、テンカラや渓流釣りが得意とする源流~渓流~支流域までの場面をしっかりカバー。
初めてのウェーダー選びで迷ったら、オールラウンドに使えるウェストハイは、最もおすすめですよ。
【ウェストハイ】
- おすすめ度:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★☆
- 濡れにくさ:★★★★☆
胸の高さまで水に濡れないチェストハイと比較すると、腰までのウェストハイは劣る部分もあるといえます。
しかし、テンカラや渓流釣りで、腰まで水に浸かる状況ってあまりないのも事実。
むしろ、そんな深い所まで進むのは危険なので、深追いせず諦めるという選択も必要なのかもしれないですね。
(渓流域:ub-craft)
スマートに釣りを楽しむならヒップハイがおすすめ!
【ヒップハイ】
ヒップハイは、おしりまでの高さがあるウェーダーです。
長靴より、もう少し深みへ行きたい。
でも、ゴリッゴリのウェーダーほど大袈裟なものじゃないタイプが欲しいという方にはこちらがおすすめですよ。
民家や道路が近くにあって、人の目が気になるという方はヒップハイタイプでスマートに釣りを楽しんでしまいましょう。
【ヒップハイ】
- おすすめ度:★★★★☆
- 使いやすさ:★★★★★
- 濡れにくさ:★★☆☆☆
ヒップハイは見た目通りウェーダーの高さが低めなので、濡れやすさはあります。
しかし、長靴と比べれば雲泥の差くらい濡れませんよ。
しっかり釣りをするときは、チェスト・ウェストハイを使って、軽~く釣りをするときはヒップハイを使うなんていうのも手かもしれませんね。
(源流域:ub-craft)
ウェーダーのタイプ(種類)別のメリットとデメリット
ウェーダーは丈が高くなるほど濡れにくいというメリットがあります。
一方で、丈が長ければ長いだけ歩きにくいというメリットがあるんですね。
チェストハイのメリットとデメリット
チェストハイのメリットとデメリット
メリット
- 水に濡れにくい
- 本流などの深い川が得意
- フライやルアーフィッシングでも使える
デメリット
- 歩きにくい
- 源流など釣り歩くのは苦手
- オーバースペックになることも
- かさばる
ウェストハイのメリットとデメリット
ウェストハイのメリットとデメリット
メリット
- 歩きやすく濡れにくい
- ウェーダーのオールラウンダー
- 源流から支流まで色んな川の状況もカバーできる
デメリット
- チェストハイと比較すると濡れやすい
- かさばる
ヒップハイのメリットとデメリット
ヒップハイのメリットとデメリット
メリット
- 最も歩きやすい
- 見た目がスマート
- かさばらない
デメリット
- 濡れやすい
- あまり深くまでは行けない
テンカラ・渓流釣り初心者におすすめのウェーダーがわかる
それぞれのウェーダーの特徴(メリット・デメリット)を考慮して、ウェーダーを選ぶのが失敗しないコツ。
自分自身の釣りたい川やその環境に応じて、どのタイプを購入するか検討すると良いですよ。
【チェストハイ編】
- おすすめ度:★★★★☆
- 使いやすさ:★★★☆☆
- 濡れにくさ:★★★★★
チェストハイのウェーダーにおいて最高峰
SIMMS(シムス)の『G3 Guide Bootfoot Wader』はチェストハイのウェーダーにおいて最高峰。
『一生モノ』として、ずっと大切にしていける素晴らしい商品です。
鳥のさえずりを聞きながら、サラサラと流れる川を足元で感じて過ごす時間。
これ以上ない環境で、狙いのイワナやヤマメを釣り上げられたなら。
何十年先も忘れられない瞬間を、最高の道具と共に作ってみませんか?
日本最大手:信頼と実績のダイワ製
日本の釣り具メーカー最大手のダイワから発売されている『タイトフィットラジアルウェーダー』
信頼と実績において申し分ありません。
高次元のグリップ力を発揮するラジアソール(靴底)を搭載しているので、転倒などの危険を最小限にし安全な釣行を約束してくれますよ。
「釣り上げたイワナやヤマメを画像に残しておきたい」
そういった要望にも応えてくれるこのウェダーは、内側に小物や貴重品の収納に便利なポケット付き。
これで最高の思い出を、カメラやスマホと心のデータボックスに保存しておくことができますね。
お手頃価格なのに、とっても丈夫で心強い!
お手頃価格を探しているという方には『チェストハイウェーダー 420D』がおすすめ。
筆者の友人はこちらのモデルを使用しています。
川だけでなく海釣りでも、ガッシガシ使えていますよ。
そして、安くて丈夫だけじゃないのがチェストハイウェーダー 420Dのスゴイところ。
靴底はフェルトピンソールになっているので滑りにくく安全に釣りを楽しむことができますよ。
【ウェストハイ編】
- おすすめ度:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★☆
- 濡れにくさ:★★★★☆
老舗ブランドのシマノ製:釣りたい場所で釣らせてくれる最高の相棒
『ドライシールド・ウェーダーXT』の表地は、耐久性に優れた4層透湿防水素材ドライシールドを採用。
テンカラや渓流釣りをする環境は、木々が生い茂っていることも多いです。
岩肌が出ているような環境でも、もう少し上流に行きたいと願うのが釣り人の性(さが)なのではないでしょうか。
ドライシールド・ウェーダーXTは、腰まで耐久性のある素材を使っているので、釣りたい場所で釣りをさせてくれる最高の相棒になってくれますよ。
厳しい環境でも耐えてくれるタフなウェーダー
こちらも負けず劣らず、機動性の高い立体裁断、耐久性の高いリップストップナイロン採用。
擦れに強く厳しい環境でも耐えてくれるタフなウェーダー。
こいつを履いていたからこそ、たどり着けたポイントで思い出の一匹を。
釣りだけでなく色んな用途でガッツリ使える
気兼ねなくガッツリ使いたい時の為に筆者も持っている『ウエストハイウェーダー OH-810』
釣りはもちろん、投網をする時などでも大活躍しています。
ウエストハイウェーダー OH-810のお陰で、たくさんの楽しい思い出も作れているので感謝していますね。
本当に丈夫で、全然破れたり水漏れしないので、これからもガッツリ使っていこうと思っています。
【ヒップハイ編】
- おすすめ度:★★★★☆
- 使いやすさ:★★★★★
- 濡れにくさ:★★☆☆☆
長靴では行けなった一歩先へ
股下までカバーしてくれる『ラジアルウエダ―』
膝下までしかない長靴では行けなかった、あのポイントを攻められる。
一歩先には、今まで感じたこともない感動が待ち受けているかもしれませんよ?
この価格ならチェストorウェストとの2つ持ちの可能⁉
長靴を買えるほどの価格で購入できる『テフロンポリエステルウェダーヒップ』
何気なく出会った道具って、振り返ったら良き相棒になっていたことってありませんか?
もしかしたら、こいつもそういった大切な存在になるかもしれませんよ。
初の尺越えイワナを釣った縁起の良いウェーダー(これがあれば大物釣れますよ笑)
実は『ヒップウェーダーOH-800』筆者が初めて購入したウェーダーです。
初めて尺越え(30cm以上)のイワナを釣り上げた時、足元にはこいつが(OH-800)がいてくれました。
読者さんにとっても、良い出会いを運んできてくれるハズ。
ウェーダーに穴が開いた時の対処法
強い素材を使っているウェーダーはそう簡単に穴は開きません。
しかし、時として穴が開いてしまうこともあります。
大切にしているウェーダーに穴が開いてしまったら悲し過ぎますよね。
大丈夫です。
そんな時は、補修ボンドで簡単に修理ができるので安心してください。
補修ボンドの使い方
- 汚れを落とし乾燥させる
- 穴が大きい時は粘着テープで裏打ちする
- 補修ボンドを穴に塗る(ヘラを使うと便利)
- はみ出したボンドを整えて硬化させる
- 硬化するまで水平にして動かさない
まとめ
ウェーダーとは
ざっくりいうと「長い丈の長靴」
- 濡れにくく
- 滑りにくい靴底
テンカラや渓流釣りでウェーダーがおすすめな理由
- 滑りやすい水辺でも足元を守ってくれる
- 濡れずに安心して釣りを楽しむことができる
ウェーダーの3つのタイプ(種類)がわかる
- チェストハイ
- ウェストハイ
- ヒップハイ
ウェーダーのタイプ別のメリットとデメリット
- ウェーダーは丈が高くなるほど濡れにくい
- 丈が長いほど歩きにくい
テンカラ・渓流釣り初心者におすすめのウェーダー
- 自分が行ってみたい川の深さや、周囲の環境を考慮して購入すると良い
- もし決まっていないならオールラウンドのウェストハイがおすすめ
- 費用が許せば、チェストかチェストを主に使い、ヒップタイプをサブ的にした2個持ちが最強
ウェーダーに穴が開いた時の対処法
- 補修ボンドを使えば簡単に修理できますよ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
ウェーダーでしか見られない最高の世界が読者さんの思い出に残りますように。
それではまた。
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