【松茸農家が直伝】松茸の採り方のコツやポイントを10項目で大公開するブログ。

ub-craft

こんにちは!松茸農家のub-craftです!

秋の味覚といえば松茸。

絶滅危惧種にも指定された国産松茸はさらに貴重さを増しましたよね。

 

天然の松茸を採ってみたい!美味しい松茸を食べたい!

でも、どんなところに天然の松茸は生えているの?

松茸の採り方はコツがあるの?

こういったお悩みに松茸農家の筆者がこのブログを通じて答えていきたいと思います。

『松茸のシロ(採れる場所)は子にも教えるな』

松茸には昔からこういった言葉があります。

この言葉は、松茸採りをする人なら1度、いや何度も聞いたことがあるはず。

つまり、松茸の採れる場所は身内にも教えたくないほど本当に貴重な情報ということなんですね。

しかし、この記事にたどり着いて下さった読者さんは、きっと一度は松茸を自分で採ってみたいと思ったハズ。

そういった読者さんの思いに全力でお答えしていこうと思います。

ub-craft

筆者のプロフィール

  • ub-craft
  • 松茸採り歴:約30年
  • 松茸の出荷先:東京や京都の料亭、JA全農、お得意先、ヤフオク!
  • 好きな松茸料理:松茸ご飯、すき焼き、天ぷら

結論

ハッキリ言って、このブログの内容を覚えておけば絶対に松茸が採れるとは言いきれません。

しかし、このブログの内容は読者さんが松茸を手にする可能性を確実に上げてくれます。

是非とも、松茸採り歴30年の知識と経験がガッツリ詰め込まれた内容を余すところなくご覧ください。

※わからないことなどがあれば、ご連絡頂ければお答えします!

豆知識

松茸のシロ:松茸が毎年必ず採れる激熱なポイント

最初に大切なこと

松茸山に入るには、権利が必要になります。

他人の所有・入札した松茸山には勝手に入れないんですね。

入山の権利がない方は、開放されている松茸山や、入場料を払って松茸採りができる山で松茸採りを楽しんで頂ければと思います。

松茸山に入る方法

  • 松茸山を購入もしくは入札する
  • 開放されている松茸山に行く
  • 入場料を払って松茸山に入る などなど

それでは始めていきますね。




私の松茸山で採れた2020年の初物松茸です。

 

この投稿をInstagramで見る

 

ub_craft(@ub.craft.ats)がシェアした投稿

我が家には松茸山があり、代々松茸の出荷をしています。

今は亡き祖母は松茸採りがとても上手で、あまり大きな地域ではありませんがそこそこな有名人でした。

筆者は、秋になれば祖母と毎日のように山に入り、松茸を収穫するのが日課であり楽しみでした。

現在、今までの松茸山と、新たに入札した松茸山から年間200~300本ほど松茸を採り出荷をする兼業農家をしています。

【松茸農家が直伝】松茸の採り方のコツやポイントを10項目で大公開するブログ。

早朝がおすすめ。でもクマには十分注意が必要です。

狙い目は早朝

松茸を探すには、朝日が照らしてくれる時間帯がよく見つけられます。

逆に日中や夕日の日差しはとても見つけにくいです。

これは紫外線や日差しの強さが関係しているといわれているんですね。

また、自分より先に松茸を採りに入っている人がいたらどうでしょうか。

そう考えてみると、松茸に出会える確率は低くなりますよね。

クマの出現には要注意

ただ、松茸山(自然の中)はクマが出没する可能性が非常にあります。

そして、クマは早朝に活動することが多いので注意してくださいね。

ub-craft

早朝は本当にクマが出没するので気を付けてくださいね。

これを持っていれば本当に安心。備えあれば憂いなし

・関連記事

【クマ対策】正しい知識と対策法。猟師おすすめの熊除けグッズ6選を紹介します。

目線は下から上が基本

見下ろすと松茸はすごく見にくい

松茸採りにおいて基本中の基本。

松茸を探す時は必ず『下から上』がポイントです。

これは、松茸を探す時の目線のことを指しています。

上から松茸を見下ろすと、茶色く地面と同化してしまい見えにくいんですね。

深堀して解説していきますね。

こちら側が下を見下ろすイメージ

☟☟☟

☝☝☝

こちら側が見上げるイメージ

松茸を上から見下ろしたイメージ

松茸は上から見るとカサと呼ばれる頭の部分が茶色に見えるんです。

松茸を下から見上げたイメージ

逆に下から見上げると、カサの内側が見えるので白く見えるんですね。

茶色い地面の中に、白く浮かび上がる感じに松茸が見えるんですよ。

何十年も松茸採りをしていますが、その瞬間は未だに興奮しますね。

画像だと分かりにくいですが、山に入って見てみるとこの違いは歴然です。

秋の山は落ち葉が多く、基本的に茶色い世界が広がっているんです。

その中から松茸を見つけるのは本当に難しい。

でも、下から見上げれば白く見えるので見つけやすくなるんですね。

あまり知られていない裏技

夜の方が松茸は見つけやすい

これは結構おどろかれるのですが、松茸って夜の方が見つけやすいんです。

それはヘッドライトの光が、松茸の裏側を照らしてくれるから。

イメージ:暗いときに白いビニール袋へ、ヘッドライトの光を当てると、すごく眩しいのと同じ現象です。

 

左右にジグザグ登っていく

これは松茸山の登り方です。

その理由は

①松茸を見上げて探す面積を増やすため

②疲れにくい登り方だから

山の斜面をジグザグ登りながら松茸を探していきます。

このジグザク作戦を行うことで、上下に山を探るよりも、松茸のカサの裏側を見上げながら、松茸を探す面積を増やすことができるんですね。

※上下に探していくと、下りの時に松茸を見下ろす形になってしまうという意味です。

また、垂直に山を登っていくと、急な角度の斜面を登ることになるのですごく疲れるんですね。

ジグザクに登ることで、山の斜面の角度をなだらかにとらえることができます。

ここでのポイント

  1. ジグザグに山を登っていく
  2. 目線は基本的に上(山頂方向)をみて松茸を探す
  3. 松茸がありそうな場所では立ち止まって周囲も探す

盛り上がっているところを触ってみる

ub-craft

これができると収穫量がグッとあがりますよ。

こんな感じで出ているのはレアケース

コレだけ出ていればありがたいくらい。

松茸はニョキっと生えているものもありますが、多くは枯れ葉や土の中に潜っています。

また、色んな人が入ってもよい開放林や、松茸狩り体験ができる山などの激戦区では、しっかり姿が見えている松茸は、すぐに採られてしまうでしょう。

でも、この盛り上がっているところを触って、松茸を見つけられると格段に収穫量はあがりますよ。

①~⑥の画像で解説していきます。

①松茸がどこにあるかわかりますか?

②松茸のプロ達は、広い山の中でこんな感じに見つけます。

③同じ松茸です。少し寄ってみますね。

④画像ではわかりにくいですが、こんな感じで盛り上がっていますよ。

⑤この盛り上がりを、こういった感じで触って松茸を探します。

⑥ここで採れた松茸です。そうです、2020年の初物松茸でした!

基本的に赤松(あかまつ)の根元に松茸は生えてくる

赤松ってこういった表面をしています。

松茸は赤松の根元から生えてくることが多いです。

そのため基本的には赤松の木がないところでは松茸は採れないといわれています。

The 赤松‼

赤松の根元だけではなく、松茸と相性の良い木の近くにも生える

赤松林であることは大前提

松茸は赤松の根元しか生えないということはありません。

ここでいう赤松の根元だけではないというのは、基本的に赤松林の中での話です。

つまり赤松の根元だけを探すのではなく、松茸と相性の良い木の近くも探していると松茸を見つけることができますよ。

ub-craft

相性のよい木の一例を紹介しますね。

松茸と相性のよい木々を紹介

ヨソゴ(画像:葉っぱ)

ネズミサシ(クリスマスツリーみたいな木。トゲトゲの針のような葉が特徴)

ネジキ。正に木がねじれてみえます。

朝日が昇る方向(東向き)の斜面に注目

これについては諸説ありますが、松茸採りで有名な私の祖母も、私の経験上、または松茸採りをする仲間の知識から、朝日が昇る方向に斜面があるところに松茸は生えやすい傾向があります。

一方で夕日が当たる斜面の方がよく採れるという方もいます。

ub-craft

これが松茸採りの楽しさなのかもしれませんね。色んな意見や考えがあって。どれも正解なのかもしれません。

尾根(おね)や鞍部(あんぶ)などが近くにある

登山をする方なら詳しい方もいると思いますが、そうでないとなかなか聞き慣れない言葉ですよね。

尾根(おね)とは

  • 山頂と山頂をつなぐ、みねすじ。

鞍部(あんぶ)とは

  • 山の尾根が中くぼみになった所。
  • コルとも呼ばれる場所です。

地形変化のある場所に松茸が群生(たくさん生えていた)こともよくあります。

そういった場所を見つけたら注目して探すことをおすすめします。

松茸山の地面が痩せている(水はけがよい場所)

痩せた地面には落ち葉が少ない

こういった場所のことです。

痩せているってどういうこと?

と思われますよね。これは少し専門的な言い方といったところでしょうか。

上の画像の地面をみて下さい。

あまり落ち葉などがないんですね。

こういった地面を痩せているというんですよ。

松茸山の落ち葉は『シバ』と呼ばれるもの

これが『シバ』という落ち葉です。

このシバがたくさん積もってしまうと、水はけが悪くなり松茸の生える地面に水分が入りにくくなってしまうんです。

そうすると松茸はなかなか生えてきてくれません。

そのため、松茸山はシーズン以外の時期に整備を行います。

松茸山を痩せさせるために『シバかき』ということをして、地面の落ち葉を取り去るんです。

風通しのよい場所

この風通しがよいというのは、木と木の間が密集していないという場所を指します。

松茸の生育には、雨水の浸透はもちろん、日光も大切になってくるんですね。

あまり日が当たらない場所もダメで、かといって日が当たり過ぎてもいけないので絶妙な加減の場所に松茸は生えてきます。

しいて言うなら、雨傘をさして歩ける程度の木と木の間隔のある場所が良さそうなポイントですね。

 

なかなかのボリュームがある内容だったかもしれませんが、このブログを通じて読者さんが松茸を手にして下さり、その高揚感や秋の美味しい恵みを味わえることを願っています。

松茸山には様々なキノコも生えています

雑キノコとも呼ばれますがとても美味しいキノコも沢山ありますよ。

でも毒キノコを食べたら大変なことですよね。

キノコの知識を付けて美味しいキノコを食べてみませんか?

松茸が採れる前に用意しておきたいもの

松茸山から松茸を採ってきたら美味しく食べたいですよね。

事前に準備しておくと採れたて新鮮な松茸が食べられますよ。

七輪:角アミ付きですぐに使えます。

炭:着火剤不要。あっという間に火が付きますよ。

バーナー:コンパクトなのに強火力。燃料は缶のガスボンベから補充するので経済的。

松阪牛のお肉:国産松茸には最高級の肉じゃなきゃ意味がない。ps.すき焼き最高ですよ。

ビール:国産松茸には最高のビールじゃなきゃ意味がない。ps.一杯やっとく?by.YAZAWA

読者さんが最高の国産松茸に出会えますように。

それではまた。

おすすめの記事

【松茸農家直伝】国産松茸を安く買える3つのコツとおすすめの購入方法を紹介します。

【国産松茸】8つの視点で美味しい松茸の見分け方を紹介します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です