「初めてのテンカラ竿選びだから、失敗したり後悔したくない!」
「テンカラ竿が欲しいけど、どんな竿がいいの?」
「テンカラ竿の選び方を教えて!」
こういった悩みを解決します。
この記事でわかること
- テンカラ竿の基礎知識
- テンカラ竿の選び方を3つのポイントで解説
- おすすめのテンカラ竿がわかる
記事の信頼性
この記事の筆者は、テンカラ釣り歴25年。地元の漁業組合に所属しています。イワナやアマゴ(ヤマメの親戚)を、年間で約200~300匹ほど釣っているので、記事の信頼性の担保になると思います。
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筆者のプロフィール
- ub-craft
- テンカラ歴25年
- 所属:地元の漁業組合所属
- 住まい:長野県のド田舎で古民家暮らし
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初めてテンカラ竿を選ぶ時や、テンカラ竿を新たに購入する場合って、なるべく失敗したくないですよね。
今回はテンカラ竿の基礎知識と、3つのポイントを通して、後悔しないテンカラ竿選び方を紹介していきます。
この記事を読み終えるころには、きっと自分に合ったテンカラ竿を選べるようになっていると思います。
それでは前置きはこの辺にして、早速紹介していきますね。
テンカラ竿の基礎知識
テンカラ釣りの4つの仕掛け
(テンカラの仕掛け:DAIWAより)
まずはテンカラ釣りについて簡単に説明していきますね。
テンカラは基本的に『4つの仕掛け』があれば釣りを楽しむことができます。
テンカラの4つの仕掛け
- テンカラ竿
- テーパーライン(レベルライン)
- ハリス
- 毛鉤
テンカラ竿の基礎知識
次にテンカラ竿の基礎知識を紹介していきますね。
テンカラ竿は、『長さ』『重さ』『調子』について基礎知識として理解しておくと、どんな竿を選んだら良いかわかりやすくなりますよ。
テンカラ竿の基礎知識
- 長さ
- 重さ
- 調子
テンカラ竿の【長さ】:オールランドに使えるのは『3.3m~3.6m』
領域別のおすすめテンカラ竿の長さ
- 源流域:2.7〜3.3m
- 渓流域:3.3〜3.6m
- 本流域:3.9〜4.5m
テンカラ竿の長さは2.4〜4.5mの幅があります。
テンカラ竿の長さを選ぶときには、自分が釣りにいく場所によって決めると後悔が少ないと思います。
それは木々の生い茂り方や、川幅などの条件によって釣りやすさが変わるからなんですね。
この後解説していきますが、川の領域別におすすめのテンカラ竿の長さをまとめてみました。
一般的に『3.3m〜3.6m』のテンカラ竿を選んでおけば、色んな釣り場でオールラウンドに使うことができるのでおすすめですよ。
テンカラ竿の【重さ】:80g前後なら間違いなし。60g台なら最高です。
(シマノの天平テンカラは63g:ub-craft)
テンカラ釣りは、竿を何度も振りながら釣りをしていきます。
軽ければ軽いだけ疲れにくく、テンカラ釣りを楽しむことができますよ。
80g前後のテンカラ竿であればまず間違いありません。
60g台のテンカラ竿であれば本当に軽くて最高だと思います。
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シマノの『天平テンカラ』を使っているんですが、軽くてしなやかでとても良い竿ですよ。
テンカラ竿の【調子】:先調子は硬めでピンポイント狙い、胴調子はしなやかで飛距離重視
テンカラ竿の調子とは、竿の曲がる場所が表現されたものです。
調子には『先調子』『本調子』『胴調子』に分けることができるんですね。
簡単にそれぞれの特徴を紹介します。
先調子(さきちょうし)
- 源流域メイン
- 硬め
- ピンポイント狙いができる
- 7:3より先にあるもの
本調子(ほんちょうし)
- 源流〜渓流域メイン
- 硬くもなく、柔らかすぎない
- 扱いやすい
- オールラウンダー
- 胴調子より少し先にあるもの
胴調子(どうちょうし)
- 本流域メイン
- しなやか
- 飛距離重視
- 6:4程度のもの
テンカラ竿の選び方を3つのポイントで解説
後悔しないテンカラ竿の選び方①どんなシチュエーションで釣りをしたいかイメージするべし
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テンカラ釣りのシチュエーションは3つに分けることができる
テンカラをする川は、上流から下流に向けて『源流域』『渓流域』『本流域』3つの領域に分かれています。
この領域を理解しておくと、どんなテンカラ竿を選んだ方がいいのかわかりやすくなりますよ。
自分が行きたい川のイメージしておくと、こんなハズじゃなかった…などという失敗が最小限にできます。
領域別のおすすめテンカラ竿の長さと調子
- 源流域:2.7〜3.3m「先調子」
- 渓流域:3.3〜3.6m「本調子」「先調子でも胴調子でもOK」
- 本流域:3.9〜4.5m「胴調子」
源流域〜本流域では使いやすいテンカラ竿が違います。
それぞれに合った竿を選んでおかないと、とても扱いにくくなってしまうんですね。
さらには、ライントラブルにも繋がり失敗や後悔の元になってしまんです。
源流域では、『2.7m~3.3m』で『先調子』のテンカラ竿が最適。
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(源流域:ub-craft)
源流域の周囲は木々に覆われています。
こんな時に長い竿を使っていたら毛鉤が引っかかってしまうことは目に見えますよね。
そのためテンカラ短い竿がおすすめです。
また源流域は、川幅は小さく、ゴロゴロと岩があるので、身を隠しながら近くまでいける。
そっと小さなポイントへ毛鉤を入れるには、短くて先調子のテンカラ竿が最適なんですね。
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渓流域は『3.3〜3.6m』がおすすめ。調子は『本調子が良さげ』『先調子でも胴調子でもOK』
(渓流域の様子:ub-craft)
上流の小さな源流が重なり合って、徐々に川幅が広くなってくる源流域。
渓流域は、源流と比べると周囲がひらけてきます。
しかし、まだまだ近くには木や枝があることも多いですね。
そのため、長すぎず短すぎない3.3~3.6mのテンカラ竿がおすすめです。
調子については、本調子が良さげです。
しかし、先調子でも胴調子でもOKですよ。
つまり使いやすいテンカラ竿で、竿を使いこなせればライントラブル(絡んだり、引っ掛かったり)することを回避できます。
行きたい川が、渓流方面が多いのか、本流なのかで決めるのも1つの手ですね。
渓流方面が多ければ先調子、本流方面が多ければ胴調子が良いのではないでしょうか。
本流域は『3.9〜4.5m』の『胴調子』がgood‼
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(本流域:ub-craft)
本流の水深は、胸あたりまでの深さがあることが多いです。
周囲の環境も開けているので、釣り人の存在を気付かせないよう、遠くからラインを飛ばし毛鉤をポイントへ入れる必要があります。
そのため、3.9~4.5mなどの長いテンカラ竿が大活躍するんですね。
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後悔しないテンカラ竿の選び方②気に入ったものを選ぶべし
(息子お気に入りのテンカラ竿:ジョインタースプラウト)
釣りは相手(魚)があるものなので、いつも釣れるわけではありませんよね。
それでも気に入ったテンカラ竿を持ち、鳥の鳴く声や風の音、川の流れを感じながら大自然の中にいる。
ただそれだけで、とても良い時間を過ごすことができると思います。
お店に出掛けられる場合、何本かテンカラ竿を手に取ってみてください。
「おや?なんかしっくりくるじゃん。」
というものがあると思います。
もしお店に出掛けられない場合は、この記事で紹介している内容を把握して頂いて、Amazonや楽天などのページをサーっと覗いてみて下さい。
「このテンカラ竿、なんかカッコイイじゃん」
そういう竿があると思います。
テンカラ竿には何パターンか発売されているので、ご自身に合いそうなテンカラ竿を選んで頂ければと思います。
最初に答えはわからなくても、どれが良いかな?と選んでいる時間が実は一番楽しい時なのかもしれませんね。
納得して選んだお気に入りの竿で大イワナを釣り上げられたなら、それは最高の思い出になると思いますよ。
後悔しないテンカラ竿の選び方③日本の老舗釣具メーカーなら間違いなし
日本の老舗釣り具メーカーといえば『ダイワ』と『シマノ』が最大手です。
そちらから発売されているテンカラ竿ならまず間違いありません。
(ダイワHP)
なぜなら長年培われた知識や販売実績、もちろんプライドもあるでしょう。
変なはなし、ヘタな竿を売られたなんて噂にでもなったらブランドイメージも崩れてしまいます。
(シマノHP)
もちろん好みが分かれることもあります。Daiwaは良いけどシマノの竿は好きじゃないとか。
どちらにせよ、最大手を選んでおけば大外しはほぼない。
もし、不良品や竿が折れてしまうなどのトラブル時も大手メーカーは返品対応や修理はすぐ受けてくれます。
また、ヤフオク!やメルカリなどでも大手メーカーのテンカラ竿は、あっという間に売れるので、最悪もう使わないなと思ったら売ってしまうという選択肢もあるので安心してください。
領域別おすすめのテンカラ竿
川の領域別におすすめのテンカラ竿を紹介していきますね。
源流域のおすすめテンカラ竿
源流域では、『2.7m~3.3m』で『先調子』のテンカラ竿が最適。
渓流域のおすすめテンカラ竿
渓流域は『3.3〜3.6m』がおすすめ。調子は『本調子が良さげ』『先調子でも胴調子でもOK』
本流域のおすすめテンカラ竿
本流域は『3.9〜4.5m』の『胴調子』がgood‼
セット販売されているものはそのままテンカラ釣りにいけますよ♪
まとめ
今回はテンカラ竿の基礎知識と3つのポイントを通して後悔しないテンカラ竿の選び方を紹介してきました。
この記事を通じて読者さんが納得のテンカラ竿を選ぶきっかけになれたら幸いです。
お気に入りのテンカラ竿で釣り上げた最高の1匹と出逢えますように。
50年先の未来でも色褪せない時間が訪れますように。
それではまた。
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