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秋の味覚といえば松茸。
『香り松茸、味しめじ』という言葉もあるように、昔から様々な方に愛されているキノコ達。
キノコ採りをしてみたい、おすすめの天然キノコや美味しいキノコ料理を知りたいと考えている方へ。
本記事では、下記の内容を解説します。
目次
【松茸だけじゃない⁉】きのこ農家おすすめの美味しい天然きのこTOP.3
この記事の筆者は、松茸を始めとした様々なキノコ採りを祖母から教わりました。
毎年秋になると山へ出向き、キノコ採り歴は約25年になります。
松茸については、毎年200本～400本/1シーズンに採り、東京・京都の料亭や全国各地のお客さんへ販売をしています。
ブログを通じて松茸など天然キノコも直売しています(｀・ω・´)ゞ
ご希望の方は、お問い合わせフォームもしくはコメント欄よりご連絡頂ければ対応致します。
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おすすめの天然のキノコが分かる
山には様々な天然のキノコが生えています。
松茸のような超有名なキノコもありますが、知名度は低いもののとっても美味しいキノコなど、キノコ農家である筆者おすすめの天然キノコを紹介したいと思います。
第1位【松茸】
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#松茸 #松茸狩り #キノコ採り #秋の味覚 #旬 #シーズン到来 #ざっくざく #今年は期待大⁈ 今シーズン初マツタケ狩りに行ってきました。 目指せ200本♪
やはり天然キノコといえば真っ先に思い浮かぶのは松茸ではないでしょうか。
知名度も抜群に高いですね。
ご存知の方も多いと思いますが、現在の技術では松茸は人工栽培ができません。
そのため『松茸は天然物しか存在しない』のです。
そのため、国産松茸は築地市場で10万円/1kgもする程の高値で売買されています。
イメージでいうと、500ml入りペットボトルの重さで5万円です。
これは業者さんが仕入れる値段なので、末端価格(怪しい意味ではありませんw)ではもっと高くなります。
料亭など料理人さんの技術料などが加わることで付加価値が付き更に値打ちも上がっていきます。
・関連記事
【国産松茸】8つの視点で美味しい松茸の見分け方を解説します。
第2位【香茸】(コウタケ)
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#香茸 #コウタケ #幻のキノコ #ゴジラ #Godzilla #めちゃくちゃ美味い #リゾット #炊き込みご飯 #すき焼き #肉と相性が良い #赤ワインに合う
見た目は正にゴジラ。
食べられると知らなければ避けて通る程の見た目です。
しかし、読んで字のごとく、とても香り高く味も良いため本当に美味しいキノコです。
パスタ好きの方ならわかると思いますが、ポルチーニ茸のような香りがします。
このキノコは幻のキノコと言われ、松茸より高値で取引されることもあります。
取引先では、松茸より香茸を仕入れたいと言われる業者さんも少なくありません。
第3位【本しめじ】(ほんしめじ)
本しめじはシメジ科シメジ属に属しています。
スーパーなどに100円前後で販売されている「ぶなしめじ」(シメジ科シロタモギダケ属)とは別物です。
天然の本しめじは市場に出ることは稀で、600円～1200円/100gもする高級品です。
最近、人工栽培に成功し「大黒本しめじ」という名称でスーパーでも購入できるようになりました。
しかし、大黒本しめじも350～750円/100g程する高値で販売されているようです。
『香り松茸、味しめじ』のしめじは、ぶなしめじではなく『本しめじ』のことを指しているんですね。
天然キノコの美味しい料理が分かる
【松茸】の美味しい料理
最もおすすめの料理は『すき焼き』です。
もちろん、松茸ご飯や焼き松茸など様々な料理はあります。
しかし、柔らかなお肉の旨味に松茸の特徴である香りが合間ったら間違いありません。
更に言うなら、松茸の採れた地元の国産和牛を選択すれば相性は完璧です。
筆者は、長野県で松茸を採るのですが、信州プレミアム和牛で作ったすき焼きは気絶級に美味しいです。
【香茸】の美味しい料理
最もおすすめの料理は『香茸のクリームパスタ』です。
香茸は香りが良いため、和食だけでなくクリームパスタやリゾットなどの洋食にも合い、とても美味しいです。
また、香茸は鶏肉との相性が抜群。
「香茸と鶏肉のポン酢和え」などポン酢でさっぱりと食べれば更に美味しさ倍増です。
その他に、炊き込みご飯や天ぷらにしても◎
初めて香茸を料理する際に、誰しもビックリするのは真っ黒な煮汁です。
そのまま調理すると真っ黒な料理の出来上がり。
味は美味しくても、初めて食べる人はドキドキしてしまうかもしれません。
1～2度、湯がいてその煮汁を破棄してから、調理するとそのような心配は軽減します(少しは黒さが残ります)。
【本しめじ】の美味しい料理
最もおすすめの料理は『炊き込みご飯』です。
やはり「香り松茸、味しめじ」の味を存分に楽しむには炊き込みご飯が一番でしょう。
その他には、お吸い物やバター醤油炒めなども美味しいです。
海鮮との相性も良いのでエビなどと合わせてアヒージョにしてもよいかもしれません。
キノコ採りの注意点
ほとんどが勝手に入ってはいけないキノコ山
キノコが採れる山は基本的に『キノコ山』である確率が非常に高いです。
つまり、勝手に入ってはいけない山ということです。
もし無断でキノコ山に入りキノコを採っていると、窃盗罪で逮捕なんていう事態にもなりかねません。
十分に情報収集をして入山することをお勧めします。
山には毒キノコなどたくさんのキノコがあります
日本に自生するキノコは4,000～5,000種類といわれています。
その中で食用とされているものは約100種類。一方、毒キノコは約40種類。
その他の大多数はよくわからないようです。
つまり、本当に食べられるとわかっているもの以外は採らない・食べないが鉄則です。
野生動物に要注意
山は野生動物のテリトリーです。
もし、住宅街にクマが出てきたら大事ですよね。
野生動物からするとキノコ採りに来た人間も同じように映っているのかもしれません。
鈴やラジオなどで人間の存在を伝えたり、クマよけのスプレーを持参することもよいでしょう。
しかし、万全ではないということを十分念頭に置いておく必要があります。
できればキノコ採りに精通した上級者と同行することをお勧めします。
・関連記事
【クマ対策】正しい知識と対策法。猟師おすすめの熊除けグッズ6選を紹介します。
最後に
市販のキノコももちろん美味しいです。
きのこ採りをする私もお店でよく購入しています。
しかし、天然の松茸・コウタケ・本しめじを一度味わったら病みつきになってしまうかもしれません。
そして、安い買い物ではないので誰が採ったのかわかる天然キノコを購入されることをおすすめします。
最近は、【国産松茸】といいながら外国産の松茸を販売する業者さん、松茸を転売している転売ヤーさん。
結構いますので皆さん気を付けて下さいね。
この記事を読んで下さったあなたの秋の楽しみが増え、本物の美味しい天然キノコを味わって頂ければ幸いです。
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